秋田澤(山) アキタザワ469m 〜小柳(峰) コヤナギ893m (札幌市)  ■Home
  2017年2月19日 曇り時々晴れ メンバー6名
  8:00道道95号→8:40秋田澤→(11:30-11:35)小柳峰→13:00道道95号 登り3:30/下り1:25

週末は低気圧の影響で風が強く、無意根山山域にある小柳を予定した。 元山に行く途中の湯の沢林道から入れば2時間程で登れそうだが、それではちょっと物足りないので同じ札幌150峰の秋田澤とセットで計画する。

秋田澤は豊羽鉱山の処理施設の上にあるので予め断りを入れ、管理道路のゲートからスキーで出発した。 いつも気になっていた白い堰堤を登ってゆくと後方に定天と中天狗(写真中)の眺めが良く、そして山頂部だけ残された秋田澤(写真左)が目に留まる。 平地にポツンと三角点があるのかと思っていたが一応山の体を成し、ある意味なかなか登れぬ山だけに嬉しい初ピークである。 また奥には鉱山の沈殿池がダム湖の様な広い雪原となっていた。

雪原を半周して適当な尾根から小柳に向かうとする。 小鳥の囀りを聞きながら緩やかな尾根に歩を進めるとやがて開けた斜面から定天が素晴らしく、白井岳やヒクタ峰、烏帽子岳、神威岳など良い眺めである。 近間にこんな山があったとは・・たおやかな白い広がりに何とも言えない幸せを感じつつ、更なる展望を求めて稜線に向かう。

山頂手前のコル付近に開けた斜面があり、そこからの展望に再び足が止まる。 小さな八剣山、砥石山や藤野三山、盤ノ沢山、朝日岳、夕日岳がくっきり、方や札幌岳や狭薄山、漁岳の上には薄っすら雲が掛かっていた。 稜線の北面に出ると風で手が悴み、無意根山や余市岳が雪雲に煙って寒々しい眺めである。 今日はこの位の山で丁度良かったと思いながら「小柳峰」と書かれたピークに到着、古い赤布も垂れてそれなりに登られているようだ。 木が少し邪魔するがまずまずの展望で烏帽子岳や神威岳の眺めが良く、また眼下に先程の白い雪原が見える。 さて下りはルートを変え、ポコでシールを外して無木立の斜面にシュプールを刻んだ。 僅かな登り返しが数箇所あるもののスキーがそこそこ楽しめたのは意外だった。


inserted by FC2 system