ぱっとしない予報だったので札幌150峰の小滝沢(山)を予定した。
恵庭市に近く厚別川の源頭に位置する三角点の山だが厚別川とラルマナイ川が二重に囲こみ、
外堀と内堀に守られた堅城のような面白い地形をしている。
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朝から勿体ない天気だ「気象庁の嘘つき、給料返せ」ぶつぶつ言いながら支笏湖に向かう国道を走るとすぐ林道で入口が除雪されていた。
そこに立つ古い営林署の看板に近隣の山々の概略図が描かれ、その中に小滝沢山とあるのでちゃんとした山なんだとほっとする。
鼻がツンと冷え込む中をスキーで出発し、数百m進んだ分岐に入って北東に延びる尾根に取り付いた。
緩やかな尾根は思ったほど痩せておらず、また木の混み具合も程々だが所々笹が飛び出して下りが思いやられる。
時折古いピンテを見掛けながら登ってゆくと木々の間から展望が見えてくる。
後方に野牛山、南方に紋別岳とイチャンコッペ山が見え、勇払平野が海のように光っていた。
方や北方には藤野富士の隣に焼山と神威岳、百松沢山、砥石山などがポコポコ並び、西から雲が押し寄せていた。
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山頂直下の開けた斜面にジグを切ると後ろに藻岩山と真駒内方面の眺めが良く、そして程なくピークに到着する。
山頂を囲む白樺の木に赤布が垂れ、木々の間に恵庭岳、漁岳、空沼岳、札幌岳を垣間見る。
木が無ければ一級の展望台なのだが残念、シールを外して下山とする。
下るとまだ10時でもう一つ行けそうだったがいよいよ空が怪しくなってきたので帰宅する。
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<昨日の 迷沢山(旧送電線ルート再訪) はこちら>