金剛岳 コンゴウダケ 701m  (芦別市)  ■Home
  2017年1月3日 晴れ時々曇り メンバー6名 パンケリヤウシ川林道〜西尾根ルート
  8:05国道→9:00林道276m→(12:35-12:50)金剛岳山→14:10林道276m→14:40国道 登り4:30/下り2:20

元旦は藻岩山に登ったが厚い雲に覆われ初日の出は拝めなかった。 グループでの初山は晴れ間が出そうな芦別市の金剛岳を予定した。 道内では珍しい名前で近くに金剛寺とかがある訳でもなく由来は不詳、しかも金剛山なら全国に幾つかあるが岳が付くのはここだけで低山ながら勇ましい感じがする山だ。

国道452号の道路淵を除雪して車を止め、林道ゲートからスキーで出発する。 山の斜面は笹や灌木が飛び出してスキーで登り下りするには心許なく感じられた。 ワカンもあるので何とかなるだろうと1.6km程テクテク進むと取り付き尾根に作業道が延びていた。 シメシメと思い北斜面に沿ったジグザク道を辿ると途中で消失し、尾根上に出ると今度は別な作業道が南斜面に延びていた。 だがどんどん尾根から離れだすので再び尾根上に登ってようやく標高点491に到着する。 やれやれ作業道に振り回され随分と時間を食ったが気を取り直して緩やかな尾根をスキー辿る。 ところが傾斜が出始めたと思ったらいきなり標高650mで地形図では読み取れない大きな岩コブの出っ張りに行く手を遮られる。 足元が滑ってアイゼンでもなければ登れぬ斜面なのでスキーをデポして左から巻くことにした。 山頂部まで残り50m程を雪をもがきながら登ってくと程なく斜度が緩み、新年早々からの敗退はなさそうでほっとする。

先程の苦労が呆気なく思えるほど平坦で凡々とした頂である。 ゾンデで三角点の当たりを付けるが積雪が1m程あり、酉にちなんだポーズで写真に納まる。 晴れる気配はないが北端に展望が開け、芦別市街と緩やかな裾野の向こうに野花南の田畑が広がっていた。 どうやらこの山は何処から見ても金剛様のようなマッチョではなさそうだ。 ガスの向こうに大雪山や十勝連峰が見える筈だが残念、展望を確かめにルートを変えて再訪してもいいかと思える山だった。

<2019年の 丸子山 はこちら>




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