2005年3月上旬 晴れ時々曇り
総時間5:35(休憩含) 標高差865m 往路7.6km 復路6.9km
道々791号ゲートC0(750)→山頂(1210-1230)→道々791号ゲート(1435)
尾根上に出る途中、後方は羊蹄山 樹間の昆布岳ピークに歓声が上がった 登りの尾根は概ねこんな感じ滑りは期待できない
前日札幌を出発、国道5号線宮田より道々791号小花井へ入りゲート前でテン泊する。
翌朝テント撤収して出発するが好天の兆しにも拘わらず飲み過ぎで皆元気が感じられない。
小花井からはどの尾根を選んでも帰りの滑りは期待できそうになく今回は十七号川右岸の東端の尾根に取付いた。
急斜面に一汗掻きながら振り返るとニセコ連山が青空の下にくっきり望め、お隣の羊蹄は二周りも大きい。
このルートは距離は少し長いが広い斜面と疎林越しに洞爺湖や噴火湾が見渡せロケーションが良くお勧めである。
風が通り抜ける尾根上を避けるように風下を歩くとは春を感じさせる陽気で気持が良い。
c700過ぎからは静かで広い雪原の稜線 c900付近の稜線、左落ちてるので右の斜面を歩く 素晴らしい眺め!さて何処から登ろう?
△841.5は台地状で白い平原の先に昆布岳のピークが凛と飛び出していた。
尾根通しに山頂下まで到ると沢から突き上げる急斜面に圧倒され上部は雪庇が張り出している。
さて何処からどう登るか? 思いっきり南側に廻り込んで夏道ルートから登るのが良さそうだ。
その積りで進んだが調子が良くなりこのまま一気に頂きを目指してみる。
途中まではシールが効いたがいよいよクラストして苦戦を強いられる。
前もってスキーアイゼンを付ければ良かったが何せ足場が急で後の祭りだ。
我慢しながらやっとこさ登った狭い頂は上だけ青空で周りはガスって展望なし。
さて登り以上に怖い下りだがシールを外し慎重に滑る。
硬いバーンの切れ目に足をとられ一・二度転倒するが緩斜面に変わって各々のシュプールを刻んだ。
下降する尾根はルートを変え17号-16号川中間尾根を選んだが半分以上がテクテク歩きである。
シールを付け直す場面こそ無かったがアップダウンの連続にほとほと疲れた。
帰りの車中であの白い頂にスキーで立てたと思うと感無量になりました。
上の雪庇を警戒しスキーで慎重に登る ついに山頂!スキーで上がったものの・・ 美味しかったのはこの間だけ、後ろにもう一人