剣山の翌日はペケレベツ岳の予定だったが朝起きると小屋の外が妙に暖かく、また暫く雪の降った様子もないので国境山に転向した。
山名は空知国と胆振国の境界からだろうが幾寅という地名があるのに残念な気もする。
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ゲートはピリッとした寒で、近くの民家から七匹の猫が出迎えてくれた。
道路の正面に落合岳と30分ほど歩いて雲の掛かった国境山が見えてくる。
鬱蒼とした感じの尾根かと思ったら程よい間隔の樹林で、数日前のトレースと背丈のはるか上にピンテが付いていた。
雪が少ないせいか作業道が交差する度に段差で苦労する。
そして尾根から稜線に出ると綺麗な樹氷の並木に目を見張った。
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風に晒されながら木のスカスカした山頂に到着した。
展望の良さそうな頂だがモノトーンの風景でピークから少し下った所にピンテが結ばれていた。
シールを外した場所からトマム山らしきが見えただけで他はさっぱり、山の位置関係がはっきりしないせいかどうも方向感覚が定まらない。
沢を高樹橋までビューンと滑りたいところだが・・素直に往路を戻るとする。
雪が重くなってるかと思ったが意外にスキーが曲がってツリーランが楽しめ、道路もそこそこ滑ってあっと言う間の到着だった。
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