やがて雪渓とその奥に50m以上はある大滝が見えるとこの沢の核心が始まる。
初めてこの光景を見たときの興奮は今も忘れることが出来ないがメンバーの2/3は同じ思いに違いない。
さて雪渓を越えファインダーに収まり切らない50mの垂滝を見上げながら右の本流に入って行く。
こちらも負けじと滝が上へ上へと伸びている。
取り付きは左岸に踏み跡があるがそれ以降はまさに滝のオンパレードだ!登れや登れ飛沫を浴びながらグイグイ高度を上げる。
フリクションが効くからしっかり手掛かりさえ掴めば登りは難しくない。
下を見れば高度感は満点だ!登ってくるメンバーにカメラを向けポーズを取るよう声を掛けるがそれどころじゃないといった真剣な表情である。
小滝がポツポツ続くようになると源頭は近いが以前に比べやや藪が濃い。
もしかして右に寄り過ぎたかなと思ったが先頭グループはどんどん先に登っていく。
ドラム缶も現れず山頂直下まで軽いアルバイトだった。
虫が飛び交いガスる山頂で暫し休憩し夏道を下った。
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