丸瀬布川(十三の滝)〜北見富士 1306m (遠軽町丸瀬布)  地図はこちら  ■Home
2012年7月15日 晴れ メンバー5名
5:10林道c480m→6:15六の滝入渓→8:05十三の滝→8:50北見富士分岐→(11:35-12:05)北見富士→15:35林道

道内に二つある北見富士のうち丸瀬布側の方は未踏のまま登山路が廃道となり残念に思っていたが、 丸瀬布川上流に連なる「十三の滝」から登れるのではないかと思い付き機会を伺っていた。 過年この話を北見の岳友に打診したところ所属会を伴い2度遡行したというのでまんざらでも なさそうである。 北見富士もさることながら「十三の滝」は北海道観光百選の一つに選定された秘境で 滝見物を兼ね一石二鳥と言う訳である。 さて事前に地元の役場に道路状況を聞いたところ 「めったに人の行かない場所で云々・・後で連絡致します」と現地確認までして頂き 「是非、橋から振り返って奇城岩も眺めてみて下さい」とすこぶる親切で恐縮の至りだった。

          


丸瀬布町市街地から道道丸瀬布上渚骨線を行きゲートの手前から林道へ入った。 釣り人の車を何台か見かけながら9kmほど進むといよいよ道が怪しく車を止める。 車から出ると沢音が大きくここ数日の雨で水量は普段よりかなり多そうだった。 林道を進んで一本支流を渡り砂防を過ぎるといよいよ「十三の滝」の始まりである。 えっこれが遊歩道なの?ある程度は予想したが夏草の茂る判然としない小路は まさに秘境ぶりを窺わせた。          

         
          


小路と言うより踏み跡か獣道と言った方が妥当である。 足場の悪い左岸高所を進むと一段と沢音が大きくなり、眼下に 25mはありそうな大滝が落ちるのを垣間見る。 ようやく第一の滝だなと思ったら既に地図の2個目の滝マーク「二の滝」(写真左)まで来ており、 初っ端から「一の滝」を見逃したようである。 更に次の10mの滝も木に掛けられた標札に「四の滝」(写真左)と書かれ 結局「三の滝」もお目に掛かれなかった残念・・・          

         
          


続いて目に飛び込んできたのは十三滝の中で最大と思われる落差30mの滝で轟音と水量に圧倒される。 標札には「五の滝」でなく「六の滝」(写真左)と書かれまたしてもしてやられた感じである。 見逃した滝なんてどうせちゃこいやつだべ・・・ぶつぶつ言いながら巻き道を越えた。 これより踏み跡が忽然と消え、ただ藪を分けて歩くのもつまらんので沢中を行くことにした。 水が多く濁りがあるせいか足の置き場が良く見えず滑って歩き難い。 程なく二段に分かれる「七の滝」15mが見えてきた。 白濁する釜をへつると漸く沢登りらしくなり急に面白くなってきた。          

         
          


「七の滝下段」(写真左)は何てことないが、 奥に「七の滝上段」(写真右)6mが控える。 ここは後方から巻き路がありそうな気がしたが滝口の左を偵察したTさんがそのまま登った。 今回ザイルを出したのは登りと下り共にここだけだった。 この先c660mの右岸高所より支流が数十mの見上げる高さから滝になって合流する。          

         
          


「八の滝・4m」(写真左)、「九の滝・5m」、「十の滝・5m」(写真左)と軽快な小滝が続く。 普段なら水流のど真中から登れそうな滝である。 所々に作業道の残骸と思われるワイヤーが目に付き、 たまたま分け入った踏み跡に大量の古い一升瓶や酒の瓶が散乱してるのを見て驚いた。 丸瀬布には金山という土地や近くに砂金沢という支流もあることからかつて鉱山関係の飯場があった時の所業かと思われた。          

         
          


c730mの二股は水量2:1で右股を詰めれば北見富士山頂だが先に十三の滝に向うことにする。 左股すぐ「十一の滝」10m(写真左)があり近くの木に標札が付いていた。 苔生した岩の間隙を縫うように水がすべり落ちる様が何とも綺麗である。 ここは右岸のクラックを伝って滝口へ抜けた。 「十二の滝」5m(写真左)は小振りな樋状の滝だが水の勢いが半端でなく素直に際を登る。 今回これら十三の滝全てを真近で見た訳ではないが渇水期なら半分以上は滝登りを楽しめそうな気がした。          

         
          


そして丸瀬布川最後と思われる十三の滝(写真左)に3時間弱掛かって到着する。 ポケットの様な場所に落差8mほどの扇状の滝が落ち一帯がマイナスイオンで溢れてるようである。 十三の滝なんて滝見物に毛の生えた程度だろうと舐めて掛かってたが初見の沢はそれなりの充実感があった。 北見富士への分岐まで戻り二つ目の小滝(写真右)を登る。 こちらの沢は割りと地味で分岐の入口はうっかりすると通り過ぎてしまいそうなほど目立たなかった。          

         
          


それでも序盤は快適な小滝が続いてそこそこ楽しめたが1050mで早々に水が涸れる。 あとは山頂に向ってひたすら藪漕ぎかと思ったら、途切れ途切れに藪の薄い沢形が続いて助かった。          

         
          


思ったほどの藪漕ぎもなくすんなり山頂近くの狭い陵線に飛び出した。 陵線によくある獣道とかを期待したが岩陵と潅木で歩き難く、 山頂はちょとした岩の上で高度感と展望が利いた。          

         
          


辿った沢筋を眼下に眺め(写真左)、 そして人工物が一切見当たらない展望はさすが道北らしい山深さを感じさせた。 方角から右奥の大きな山塊は天塩岳だろう(写真右)、 左の小さな尖がりは上川三山の何れかに思えるが定かでない。          

         
          


帰りの林道ではすっかり忘れていた「奇城岩」という赤茶けた大岩峰が車中から望まれ歓声が上がる。 昨日林道の下見で入った時には全く気が付かなかったが もしかしたらこの岩峰の見えるポイントは限られているのかも知れない。 初見の沢から初ピークを踏めたたけで十分なのに最後まで楽しませて貰った感じである。 丸瀬布温泉やまびこでさっぱりし快適なオートキャンプを楽しんだ。  <次の日のウエンシリ岳(氷のトンネルコース)はこちら>          

         




















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