キロロ1107峰・992峰  BCスキー(赤井川村) ■Home
  2011年2月上旬 晴れ メンバー10名
  8:05マウンテンセンター→10:00・1107峰→11:15・992峰→12:10マウンテンセンター

冬に季節風が流れ込む余市岳は降雪が多く雪質も良いため山スキーにうってつけである。 山頂の南斜面と北斜面の素晴らしさは言うまでもないが、 キロロスキー場の周辺にはあちらこちらに好斜面を求めボーダーやスキーヤーが入っている。 今回訪ねる1107m峰は通称セブンイレブンと呼ばれ3時間もあれば涎の出そうな斜面に出合うことができる。 界隈には1218mアポロとか1159mプリンなどユニークな名の付くピークや斜面が点在し今やバックカン トリーのメッカとして知られている。

          


お天気に恵まれたキロロスキー場は放射冷却でギンギンに冷え込み雪がさらさらだった。 マウンテンセンターから沢沿いに進みSBを渡って右の沢に入ると程なく1107峰の急な北尾根となる。 気持ちの良い疎林にキックターンを重ね、やがて背後の暑寒連山に続いて積丹の山々が見え出すといやが上にも気分が昂ってくる。 帰りはこの尾根を滑っても十分楽しめそうな斜面がどこまでも続いた。          
         
          ようやく傾斜が緩む頃、左の沢の源頭からボーダー二人が滑り降りていった。 それに続いて単独のスキーヤーが気持ち良さそうに雪煙を上げる。 早く滑りてえ〜、はやる気持ちを抑えまずは山頂を目指します。
         
          真っ白な余市岳を眺めながら意外に平坦なピークに到着すると羊蹄山がお疲れさんと迎えてくれました。 去年、縦走した<阿女鱒岳〜余市岳>のくねくねした尾根筋も見渡せ、 青空の下に広がる白い山々と日本海の大パノラマに感激する。
         
          そして、そろりそろりと右の沢を伺うと、無傷のパウダー斜面が待っていた。 標高差350m、上から見ると結構な斜度である。 この日は雪の状態が安定し沢のど真ん中へドロップイン!
         
          全く抵抗を感じない雪質にスキーが上手くなったような錯覚・・・笑いが止まらない。 10名で滑るとあっと言う間にずたずただがもう一本登り返しても良いかなと思える斜面だった。
         
次はすぐ隣の992峰に向います。 登った北東尾根も滑って楽しそうな疎林で斜度もまずまずだ。 ただ標高差250mでちょっと物足りないのが難点か・・・          
         
登る途中から先ほどの1107峰と滑った斜面が見える。 釣り尾根には雪庇が張ってその下を滑るのはちょっとやばいかなという感じだが オープン斜面が何ともおいしそうだ。          
         
992峰の山頂に着くとすぐ10名ほどのガイドツアーが登ってきた。 ここ一山で一万円くらいだろうか、今日は二万円分しっかり遊ばせてもらう。 北斜面だから最高の雪質で沢底まで快適なオープン斜面に満足する。 帰りはジェットコースター状態で無事キロロスキー場に到着、とっても楽しい一日だった。          

<2012年の 余市岳〜プリン〜アポロ はこちら>
<2012年の キロロ909峰(ホテルピアノ裏) はこちら>






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