平坦な頂きでこれといって特徴のない山だが立木のない稜線からの展望はなかなかである。
数年前にNTT無線中継所から刈り分け道を登ったところ山頂から黒川方面に道が続いていた。
その道は最近、夏山ガイドの改訂版に載ったコースらしく車2台で縦走してみることにしました。
(写真は中山峠から見える残雪の喜茂別岳)
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NTT管理道路のゲートに1台デポして中岳線林道に向かう。
入り口がちょっと分り難く、黒橋から1.5km進んだ国道脇に目立たぬ看板が立っていた。
地図にない良好な林道を登って行くと登山口に車が3台止まって出発の準備中、
強風注意報が出て誰もいないだろうと思ったが意外に人気の山かも知れない。
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出発して登山道は小川の様に水が流れ長靴で正解だった。
裏の沢コースに合流すると元々作業道なのか幅広の道が続く。
暫くはカンバと背丈を越えるネマガリの廊下だが「見晴らし台」からピーク(写真左)と小喜茂別岳(写真中)が見える。
道は最高点をトラバースするように付けられ、振り返ると羊蹄山や徳舜瞥山、ホロホロ山まで良い展望が広がっている。
台風一過の青空を期待したが雲が広がって残念だ。
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三角点の山頂に到着、最高点まで200mハイマツを漕がねばならず割愛する。
無意根山の隣にヒクタ峰と定天(写真中)、烏帽子岳、百松沢山、神威岳が続き、
更に札幌岳から漁岳、恵庭岳、フレ岳、丹鳴岳が小さく並ぶ。
帰りも見晴の悪い単調な道だが背の高い笹が風を防いでくれた。
ここは時期的に晩秋か初夏がお勧めである。
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