毛無山はアイヌ語の「木が多い所」に由来し道内に七つ、小樽に二つの毛無山がある。
今回は峠(展望台)の方ではなく小樽と余市の境界にある塩谷毛無山を予定する。
地形図では南と北から山頂に登山道らしきが延びているが無雪期に登っている話を聞かない。
桃内からの林道は私有地の関係で入ることができず忍路から向かうことにした。
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鍵の掛かったゲートの手前に車を止めてさっと雪の積もった林道を出発する。
エゾ松の植林帯で見晴らしのない道だが好天の下、テクテク1時間ほど歩くと330mで地図にない分岐が現れる。
左が地図上の破線の道で登山道かと思っていたが普通の林道だった。
長靴が半分埋まる雪道を更に1時間ほど進むと道脇に「歩道」と書かれた錆びた看板が目に留まる。
やっぱりか、山頂に向かう分岐は廃道になって久しくカッパの上下を着て笹藪を分ける。
何処から回り込んできたのか林道を2度横切り、藪漕ぎ1時間で赤布の巻かれた山頂に到着した。
禿山なら良かったが展望どころでなく、南からの破線の道も藪々になっていた。
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山頂の下を横切る林道は遠藤山に続いていると思われ、唯一展望が開ける場所だった。
先日登ったばかりの塩谷丸山の眺めが良く、ここから見ると丸山というより岩崖が目立って天狗山と言ってもおかしくない雰囲気である。
この林道を辿って遠藤山から塩谷丸山まで周回できるだろうか?ちょっと気になる。
思ったより早く下山できたので近くの船取山を再訪した。
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