狩振岳〜北西斜面  1323m 山スキー (南富良野町・占冠村)  地図はこちら  ■Home
2013年2月21日 曇り トマムルート メンバー3名
8:40上トマムc644m→(12:20-12:40)狩振岳→北西斜面滑降→12:25上トマム

トマムスキー場の対面にある狩振岳は夏道が無く雪を踏んでしか登れない。 数年前に日勝峠から登ってるがトマム側から登るのは初めてである。 このルート「とっておき北海道の山」三和祐佶著に紹介されてるので気になっていたが 「木が煩くてあまり滑る所がない」という話なので足が向かないでいた。 ただトマムリゾートのヘリスキーになってた山でもあるし、 この本で紹介されてるルートはめったに外れがないだけに行ってみる価値はありそうだった。

                    



昨夜から結構な降雪が続き各地で通行止めのニュースが流れていたが何とか無事にトマムICを降りることが出来た。 ここから5分で出発地の最終人家に到着、 とんとん拍子で喜んだが 「札幌や帯広から登山者がしょっちゅう来て迷惑している」とのことで駐車を断られてしまう。 仕方ないのでぐるっと戻り644標高点付近に止める場所を見つけ一先ず安堵する。 結果的にはこちらの方が近かった。 ダラダラした林道を辿って少し混み入った樹林帯へ突入する。 見えない山頂を目指して送電線を通過し、 所々で口の開いた小沢を2本渡った。

         
                    



やがてエゾマツ・トドマツの巨木が目立つなかなか良い雰囲気の森に変わる。 緩やかだった斜面も徐々に斜度を増し、 もっと煩わしい樹林帯を想像したがこんな感じならそこそこ楽しく滑ってこれそうである。 ふかふか雪にラッセルを続けると1000mを過ぎて漸く真っ白なオープン斜面が望まれた。 カンバの疎林が山頂直下まで続いて帰りは膝下くらいの快適な深雪滑降が楽しめそうである。 こまめにジグを切るといよいよクラストしてスキーアイゼン付ける。 そして潅木を縫うように上がり同行者2人が初ピークを踏んだ。




         
                    



「山頂に飛び出すや北日高の大展望が待っていた!」 といきたかったが予報に反し生憎の曇り空である。 二等三角点が顔を出し記念写真撮ってそそくさと下山の支度にかかる。 何と言ってもまだ2月、日高は風があって寒かった。 オープン斜面を滑降していると何処からか人の声が聞こえる? 林の中に二人いて「ラッセルありがとう」と叫ばれビックリする。 静寂な山のイメージだったが平日でも人が来るんだ!先程の農家の声も頷ける。 ルートが北西面にあるため雪質が良い、 しかも登り返しが一切なく車まで一気に滑降することが出来た。 帰りは夕張で高速を降ろされ札幌に着くと大雪で大渋滞だった。 展望得られず残念だったが足を運んで大正解、思ったより楽しいルートであった。
<2008/3 双珠別岳〜狩振岳はこちら>




         
























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