双珠別岳〜狩振岳 (北日高)積雪期・ツボ 1389m〜1323.4  地図はこちら  ■Home
2008年3月下旬 登り4:25 下り2:50
管理道路7:00→c1000尾根取付8:25→双珠別岳(9:31-10:08)→狩振岳(11:18-11:25)→管理道路13:30 (休憩含)

疎林になると背後に北日高の山々が並びだす。白い尖がりが沙流岳、右端はペンケヌーシ岳        双珠別岳の手前は無木立ちの広い斜面だった!

雪不足で撤退した南日高から転進し剣小屋で夜を明かした。 窓越しに御来光を拝みながら身支度を済ませ、外に出ると珍しく冷え込んでいる。 車を走らせると後ろの剣岳が朝日を浴びとても美しい。 日勝峠に差し掛かるとここも例年以上に融雪が進み山の斜面に黒いものが多く目に付いた。 電波塔へ通じる管理道路に雪は無くゲートが開いてラッキーと思ったが100mも行かぬうちに雪塊が現れた。 生憎スキーの持ち合わせがないのでツボで歩き始めると途中の分岐からスノーモービルの跡が続いて歩き易い。 固く締った雪面を4.5km、1時間ほど歩きちょうど標高1000m地点から尾根に取付いた。 登り初めは小さな沢が入り組んでるが上部は無木立の広い斜面でスキーを持ってくるんだったと後悔する。 もっとも滑りを楽しめるのは此処だけであっと言う間に終わってしまいそうな斜面である。 雲一つない好天のもと快調に登って樹林限界に達すると周囲の山々の展望が一気に開けてくる。 今まで良く目立った沙流岳はいつの間にか周りの山々に囲まれ一番の座をペンケヌーシ岳に明け渡したようだ。 いよいよ左からの尾根が近づくと双珠別岳(通称)が目前に迫る。 笹とハイ松が見え隠れし黒ゴマのお結びみないな高みを登り切ると山頂は意外なほど平坦で質素だった。 風下に座って十勝連峰、東大雪、夕張岳、芦別岳の展望を眺めながら小腹を満たした。 ここから狩振岳は手に取る近さだがアップダウンの2.5kmは見た目以上に時間が掛かった。 コルから見えた手前のピークをてっきりゴールだと思い込んで登ったから余計長く感じたのかも知れない。 最後にハイ松の出た斜面を登り切ると狩振岳の山頂で嬉しいことに三角点が頭を出していた。 トマムの町がすぐ近くにあり向こう側から登ったほうがはるかに近そうである。 林業界と登山界の双珠別岳を両手に眺め記念写真を撮ってすぐ往路を戻った。 双珠別岳への登り返しに嫌気が差しピークを巻いてトレースに戻ると雪が腐って埋まり出す。 スキーならあっと言う間に着いたのに・・200mおきの看板を楽しみにせっせと林道を戻った。
<2013/2 狩振岳・トマムルートはこちら>
     
双珠別岳(登山界)から南東にある1327.9ピーク    1119コルから200m登れば狩振岳、これが結構辛い    狩振岳ピークに到着、向こうは(林業界)の双珠別岳

























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