2012年9月28日 曇り メンバー4名+犬1匹
7:25神威沢林道→10:50・770m登山路→(11:30-11:50)神威岳〜(12:35-11:45)烏帽子岳→15:35百松沢林道
神威沢の遡行は40年前の会歴に載っているものの、
たった一回こっきりなのを見ると凡そ想像が付いてしまう。
だが今週は何処の天気も芳しくなく、
駄目元でもいいやとばかり前から気になってたこの沢に出掛けてみることにした。
諦めた沢に5mの垂滝が掛かって思わず発奮した こじんまりした釜や滝、樋が続いて気を良くする 釜は精々腰か胸の深さ、滝は3mが限度である
これまで犬と一緒だったのは夏山とか精々雪山くらいで沢登りは初めてである。
お初のルパンは気性がおとなしく「待て」「進め」等の他に「へつれ」とか「泳げ」など
沢用語を理解していた。
さて百松橋を車2台で渡り、1台を短縮路の上にデポしたかったが早々鍵の掛かったゲートに思惑が外れる。
豊平川の渓谷を下に見ながら林道を歩き、c280で小さな神威沢に入渓した。
すぐに檻のような古い砂防を過ぎると暫くは倒木の鬱陶しいブタが続く。
やがて数mの滝を右俣に見ると進む左俣には釜を持った5mの垂滝が掛かっていた。
お〜!諦め掛けた沢だけに喜びひとしおである。
けどスパイク地下足袋なので全く歯が立たず、高巻いたTeさんにザイル貰って攀じった。
沢犬もここは大人しく専用ハーネスにザイル結んで引っ張り上げてもらうしかない。
そこからは鬱陶しい沢相が収まり、こじんまりしてるが釜と滝、樋が続いて気を良くする。
釜は精々腰か胸の深さ、滝は3mが限度だが黒光りした岩に苔が張り付いてそこそこの趣がある。
そろそろ水に浸かるのも遠慮したくなる時期だがルパンはなかなか積極的に飛び込み少々の滝なら簡単に登ってしまう。
両岸立って沢幅が狭まると何か出てきそうな雰囲気だったが、
結局核心となるものはなく軽い笹薮を漕いでc770の登山路へ抜けた。
神威岳も烏帽子岳も数年振りの山頂で新鮮だった。
従走路はすっきりし、帰りにコルから百松沢に降る積りだったが時間切れで登山路を素直に戻った。
へつるか泳ぐか?自ら判断するところが沢犬らしい この程度の滝ならお助け要らずに直登してしまう 自衛隊の演習の音がする度にビビリまくるルパン