まだ大雨警報の最中だがすぐ回復しそうなので登別の富岸川(トンケシガワ)という小さな沢を予定した。
この沢は地元の岳人がたまに入る程度らしいが手軽さからここ1-2年の間に急に広まったようだ。
ダニが多いと聞いたので晩秋にと思っていたが笹狩りされたらしいので出かけてみる。
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一台を滝沢にデポしてカムイヌプリ登山口から林道を出発、雨が上ったばかりで虫がいない。
林道途中の湧き水で喉を潤し、小1時間で富岸川に入渓した。
夜中から朝方まで結構な雨だった筈だが増水の気配はなく、逆に普段の水量ってどうなのって感じだ。
序盤で段差の様な小滝に気を良くし、この沢で最大の滝6m(写真右)を直登すると早々と良い所が終わる。
一般的な滝の定義とされる「高さ3m以上」を数えると僅か6コだが初見でそれなりに楽しめた。
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そして水流がしょぼくなりかけた頃、岩の上でお昼寝中の青大将にびっくり。
それから暫くは転がってる枝が蛇に見えてしまう。
c580m二俣を右に入って程なく沢形が消え、シカ道が昇格した踏み跡が延びていた。
更に刈り払った笹を分けながら登山道に抜ける。
三角点カムイヌプリに到着、少し先の746ピークに「奥カムイヌプリ」の小さな標識が掛かっていた。
ガスって展望は定かでないがポツンと雨に濡れたヤマツツジが美しい。
滝沢には登り下りで3度来たのでさして新鮮味も感じないが沢の見どころは富岸川より上に思えた。
車を回収する途中、アスファルトの上で蛇が二匹も日向ぼっこをしていた。
大雨の後のミミズと一緒か、今日はよく蛇を見る日だった。
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