岩内岳 963m(日高町)西尾根ルート 山スキー  地図はこちら  ■Home
2013年1月27日 晴れ メンバー4名
8:20岩内川林道→9:40尾根取付き→(11:50-12:05)岩内岳→13:20岩内川林道

この山は道内に三つある岩内岳の中で一番低く、 他が三等なの対しここだけ二等三角点なのは意外だった。 山名の由来となる岩内川(イワ・ナイ 岩礁を縫う川)が南麓を流れ、 川向から見る南東面はカンラン岩の採掘場として痛々しい限りである。 そんな訳で気になりながらもいま一つ足の向かない山だったが 天気の良さそうな地域を探していたらふと目に留まり出掛けてみることにした。

雪の少なさに驚きつつ、青空に感謝して出発する   牧場を横断してまっすぐ西尾根に向かう積りが・・  林道を離れて手入れされてない植林帯に突入する
沙流川沿いに車を走らせ岩知志が近づくと真っ先にシキシャナイ岳の尖がりが目に飛び込んでくる。 その隣にどっしり構える岩内岳は木に覆われ黒々としていた。 ルートは岩内川に架かる小橋を渡り243標高点から牧場を横断して西尾根を登ることにする。 牧舎に車を止め林道を出発すると思った以上に雪が少なく牧柵の有刺鉄線を越えられない。 仕方ないのでそのまま林道を進むと分岐が現れる? なんと地図にない林道が尾根の500m過ぎまで延びていた。 振り返るとハッタオマナイ岳の白き鋭鋒が一際目を引き、 宿弗山から振内山への山並が一望される。 岩内川の谷を挟んでシキシャナイ岳が対峙し、期待はしないが岩内岳山頂からの展望が楽しみになってくる。

振り返るとハッタオマナイ岳の白き頂きが目を引いた  ここを目指す人などめったにいないマイナーな山頂  もう二度と登ることはないだろう岩内岳が遠ざかる
ところが林道を離れいよいよ鬱蒼としたエゾマツの植林帯に突入すると、 急な斜面に笹藪や木の切り株が飛び出すなど帰りが思いやられた。 下枝を払いながら700mまでひたすら忍耐の登行を続ける。 少し見通しが良くなり何処からともなく現れた作業道を辿る。 そして800mから漸く良い感じの冬尾根になり山頂を踏んだ。 予想通り木に囲まれ展望はないが気になる山に登れすっきり感で一杯だ。 下山は地雷原を滑るので緊張する。 登ったトレースをなるべく外さぬようにスピードを殺し、キックターン、ずり滑り、とにかく安全第一に徹する。 もう一ケ月位遅いほうが雪の状態が良かったかも知れない? 雪の締まった時期にツボかスノーシューの方が手っ取り早いかな。 けどなんだかんだ言って降りは早かった。 林道の滑りが一番楽しいような山だったが久しぶりに山登りしたなって感じになれるので不思議だ。 沙流川温泉寄って帰宅する。 




















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