2013年8月4日 晴れ時々曇り メンバー3名
6:00・300mかえで橋入渓→8:25・600m二股→10:25従走路コル→(10:45-11:20)神威岳山頂→登山路→12:50かえで橋再入渓→13:40砥山ダム
百松橋を渡って神威岳の登山路まで林道の右下に見えるのが百松沢、
ゴルジュや滑が垣間見え以前より気になる沢だった。
下流には発電専用の砥山ダムがあり、集水域は神威岳〜烏帽子岳〜百松沢山〜砥石山と広く、
短い割りに水量のある沢である。
地図でゴルジュ地形が終わるc300/かえで橋より急斜面を下って入渓すると滑だった。
下流に黒いゴルジュが垣間見え気になりつつ、
遡行を始めると断続的にこじんまりした滑が続いて気を良くする。
思いのほかしっとりした沢で右岸に林道が走ってることを想像させない。
c400F1・3m、 c520F2・5m、そして小さな滑が続く。
c600二股でうっかり水量の多い本流に入ってしまい地形が合わないのに気付き、
戻った左股は水量が半分以下で鬱陶しい。
これで終わったなと思ったらすぐF3・8mの斜滝がこの沢で最大だった。
以後はぼろぼろした岩質に倒木が煩わしく、途中に雪渓が一箇所残っていた。
源頭の詰めは左から細い沢筋が何本か入ってちょっと判断に迷う。
下手すると岩にでもぶち当たりそうな感じだったが、
適当に勘を付け急斜面の潅木を分けると烏帽子岳との鞍部に出た。
山頂から札幌市内の展望まずまずだったが蒸して一雨きそうな感じである。
隣の登山者が焼きソバを作り始め、香ばしい匂いに堪らず退散した。
夏道を下って2人と別れ、再びかえで橋より下流を探検してみることにした。
薄暗いミニゴルジュを過ぎると明るい滑床が延びていた。
所々にコバルトブルーのプールが連なり、川面に映る緑が綺麗で思わず足が止まる。
なかなか美しい渓相に満足しながらひたひた下って行くと水音と共に砂防が現れ、後方から高巻く。
二つ目の砂防を高巻くと川幅が広くなって砥山ダムの末端に到着する。
遡行はここまで、少し戻って林道に上がると神威岳の登山口が近かった。