蘭越幌内山 ホロナイヤマ 842m (蘭越町)    ■Home
2016年3月26日 晴れ時々曇り メンバー6名 東尾根ルート
8:50昆布林道口→9:20徒渉・尾根取り付き→(12:00-12:30)幌内山→13:50林道口  (登り3:10/下り1:20 休憩含)

蘭越幌内山(アイヌ語で大きい・川の意味)は標高こそ800m台だが四方になだらかな尾根を広げ、大きな山域を持つ山である。 隣に昆布岳、後方にニセコや羊蹄山が控える中にあって地味な存在だが展望が良いことで知られている。 去年は徒渉があることを知らず敗退、今年は小雪なので長靴を持参して出掛けることにした。


写真左はニセコ町日の出大橋から見る幌内山で至って目立たぬ山容である。 さて現地に着くと前回に比べて林道にびっしり雪があり、出発して早々と垣間見えるニセコの山に期待が高まるばかりだ。 沢は開いていたが細いブリッジを渡って尾根に取り付いた。 登ってすぐ下から回り込む林道に合流、暫くこれを辿ってゆるゆるの尾根を進んだ。


標高550の尾根に出ると後方に昆布岳と南に噴火湾を望み、その先の駒ケ岳と対岸の室蘭岳にちょっと感激する。 どこまでも続く広尾根は昨日の雪化粧のままで美しいが緩慢過ぎるのが珠に瑕である。 やがて不自然なほど木の無いドーム状の山頂が現れ、展望見たさに足取りも軽くなる。
          

山頂の雰囲気は芦別市の班渓幌内山に似た感じがしないでもなく、のっぺりした頂から360度の眺望が楽しめた。 生憎の高曇りで羊蹄山やニセコ連山の頭は雲に隠れ、長万部岳や狩場山などをバックに記念写真に収まる。 日本海と太平洋が同時に見える山はそう多くはなく、 もし晴れていたら広域図が必要な程だったろうにちょっと残念である。          
          

その中で割とすっきりしているのが隣の幌別岳でこちらも山名にホロが付く大きな山塊である。 手前のコブ尾根からの展望が良さそうでその右下になだらかな賀老山が見えていた。 さて山頂でシールを外しトレース通りにゆるゆるの斜面を滑り降りる。 山腹に新幹線工事の杭と下に工事現場があって、どうやらこの山では既にトンネル工事が始まっているようだ。 そう言えば今日は北海道新幹線が開業する日だったと思い出す。          

<翌日の 目国内岳・2016再訪 はこちら> 




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