ホロホロ山(コノエオサレベツ川) 1322m 道央
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2009年7月中旬 メンバー2名
8:20取水口入渓→9:30c620二股→13:10ホロホロ山→13:45徳舜瞥山→15:15登山口 (休憩含)
三階滝川の支流でホ口ホ口山に突き上げるコノエオサレベツ川を遡行した。
s50年頃の古い会報にコノエオサレベツ川→徳舜瞥山⇔ホ口ホ口山→新大滝という記録が何度か出てくるのでずっと気になってたルートである。
はたして古参メンバーであるNさんに電話で様子を聞くと純粋な沢登りであることが分かった。
三階滝付近から入渓し徳舜瞥山とホ口ホ口山の鞍部に抜けるのが通常らしいいが
新大滝(旧道)を登って尾根・906に出た辺りから沢に降る踏み跡があってそれを使ったこともあると言う。
途中に幅の広い滝が1つあり中を潜れるとか、
同行したメンバーの名前などを次々に話し出すが兎に角80近い恩歳で三十数年前の山行をしっかり覚えてることに敬服した。
幅広の滝、この沢では貴重な滝の一つである 段差のある岩床の上を水がさらさらと流れる 乾いたゴーロ帯、水が消え一瞬呆気に取られる
旧鉄鉱山跡コース登山口に車を置き夏尾根を登るという仲間にc500にある取水施設まで送ってもらう。
取水施設までの道は良く途中から尾根方向に旧道でも復活するかの様な舗装道路が作られていた。
入渓してすぐ下に真新しい砂防ダムがありふとあの道は更にダムを作る為の作業道では?と思ったが定かではない。
幸いここから上流にダムを見ることはなかったが魚影も皆無だった。
最近雨ばかり降ってるせいか川の水が少し濁っているが水量は多くない。
今朝は肌寒く虫がいないのが幸いだ。
汗を掻かない程度のペースだが平坦な地形とあいまって標高がぜんぜん上がらない。
序盤の600mまであまりに単調な遡行が続き僅か2mの滝と滑床がやけに新鮮に感じられる。
この滝に巻き道があるのに驚くと共に滑はすぐに終わるだろうと思ってたら意外に長く続く。
もしかしてさっきの滝が幅広の滝か?中を覗くのを忘れてしまった。
水量1:1の二股を過ぎれば再び単調な遡行に戻り水の伏流したゴ一口歩きが退屈だ。
程なく水が復活してすぐ、c810で徳舜瞥山へ至る枝沢を過ぎれば赤茶けた岩の滑滝が連なる。
期待しなかったので少し得した気分になり快適に高度を上げてゆく。
生憎のガスで何も見えないがc1050で右から入る枝沢を詰めれば記録にある徳舜瞥山とホ口ホ口山のコルに出る筈だ。
今回は山頂への直登を選ぶと少し先で再び右から枝沢が入る。
こちらの方が水量が多く水を汲むとタイミング良く涸れ沢となり30m程の岩滝を登る。
沢型が尽き露で濡れた藪をかいくぐって陵線に出るとホ口ホ口山山頂より5分ほど白老側の登山路だった。
すぐにカッパを着れば良かったが濡れた体が寒くて山頂を素通りし徳舜瞥山へ向った。
陵線上にはヨツバシオガマが咲き草地の斜面にはがエゾカンゾーが群落をなしていた。
終盤からは滑滝が連続し一気に高度を稼ぐ 水が涸れると岩登りも待っていて変化のある沢だ 徳舜瞥山とホ口ホ口山の陵線は花が咲き誇る