北陵岳  ホクリョウダケ 1256m  (陸別町・足寄町)  ■Home
2014年10月19日 晴れ 斗満川コース メンバー3名
6:00北陵岳小屋→(7:30-7:35)北陵岳→8:40北陵岳小屋

北稜岳は陸別町で唯一登山道のある山だが地図に山名が無く、 東三国山や喜登牛山などなだらかな山々が並ぶ山塊の一ポコという感じである。 札幌からの距離を考えるといまひとつ気が向かないが山小屋で一杯やりたいとの思いもあり、 界隈の未踏と抱き合わせで出掛けることにした。


行きしなウコタキヌプリを予定したが本別からの林道が決壊し、 ならば喜登牛山へと転戦するもこともあろうにこちらも林道が駄目だった。 良い天気だったが結局ただの紅葉ドライブと温泉という感じで北稜岳小屋に向かった。 近づく山並みを見ながらどれが北陸岳かさっぱり見当が付かぬまま鹿柵を開け、こざっぱりした山小屋に到着する。 ストーブを焚いて中が暖まってくるとてんとう虫がぞろぞろ動きだすがなかなか快適で、 外は天の川が鮮明に見えるほどの星空だった。 そして今朝も雲一つない天気に気を良くし、小屋のすぐ脇から小橋を渡って出発する。 作業道を20分程歩くと小さな土場に北稜岳の道導が立っていた。 右に苔むした小沢を眺めながら広く緩やかな林道を辿り、やがて雪化粧した涸沢の中に道が続く。



山小屋にあったナキウサギの写真はこの岩場で撮ったものだろうか、 今は枯れたブッシュでスカスカしているが夏場はちょっと鬱陶しそうだ。 沢を抜けてトドマツの急な尾根に取り付くと、 樹間にクマネシリ岳、右に真っ白な表大雪(写真右)、左に冠雪したニペソツ山を始め東大雪の山々が垣間見える。 そして平坦な頂に到着、標識のある東は展望がすこぶる良く、西は木が邪魔ですっきりしない。


          


山頂からは朝靄の漂う平原の向こうに雄阿寒岳、フップシ岳、雌阿寒岳の眺望がすばらしく、また遠くに薄っすらと斜里岳や知床の山々も望まれた。 展望はさほど期待しなかっただけに大満足、さっと下山して昨日のウコタキヌプリをリベンジすることにした。          


<次の ウコタキヌプリ はこちら>



          








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