平山ヒラヤマ 1771m
99年8月 晴れ 白滝コース
登り2:40 下り2:10 標高差721m 片道距離2.8km
登山口→(0.40)冷涼ノ滝→(1.15)第二雪渓→(0.30)1737分岐→(0.15)山頂
登山口←(0.35)冷涼ノ滝←(1.10)第二雪渓←(0.10)1737分岐←(0.15)山頂

札幌を6時に出発した朝の国道12号は空いて旭川まで2時間半ってところ、上川の手前から国道333に入りまずは目印の北大雪スキー場で地図を確認、のどかな農道をしばらく走ると砂利道に変わりこれを数キロ登ってようやく登山口に到着した。時計を覗くと10時半まずは予定通りか・・・それにしても連日の暑さ続き今日は若干下がりはしたもののそれでも30度の予報、既に蒸暑いが薄曇りで太陽のギラギラした照りつけがないだけましかもしれない
登山口広場はわりと広く簡易トイレまで用意されていた、大型バスの駐車スペースまであるところをみると割と人の入る山なのかもしれない今日は普通車が数台あるだけ。(こんなに暑い日でも登山者がいるんだな〜妙に感心する) 入山届に記帳して山に入る下の方からは支湧別の沢音が聞こえ心地よい 登りやすい登山道だが今日は子連れなのでゆっくり歩きを心掛ける、特に登り始めは意識的にペースを落としたほうがバテないらしい。
最初の渡渉では橋が流されていて丸太を伝って渡った、水量も少なく靴を濡らすような沢ではないが子供の顔は真剣そのもの傍で見ていて可笑しくなる。20分おきに行雲の滝、冷涼ノ滝(写真)と現れて序盤は全く退屈しない、滝下まで下りると水しぶきと共にひんやりとした風が吹き上げてきてとても気持ちよかった。沢を左下に見ながら小一時間ほど登る間、小さな崩落個所があってロープ伝いに慎重に歩く、途中の右斜面からは何箇所も小さな沢水が流れ込んで来るがこれが冷たくてとてもおいしかった。やがて沢が消えて傾斜がきつくなってくる 多分第一雪渓ポイントだろうが残念ながら雪は残っていなかった、今年は雪の量も多かったが夏の暑さも厳しい雪はいつ頃まで残っていたのだろうか?雪渓が見れなくて残念!けれどもしここが雪で覆われていたとしたら下山時にかなりの恐怖感があったのではないだろうか・・・、
第二雪渓ポイントにもやはり雪は無かったが一面のお花畑(アオノツガザクラ写真)が迎えてくれました。こんなに群れて咲いてるのは始めて見ました。カメラを手にした青年と私「本当は入っちゃいけないんですがね〜」等と言い合いながらシャッターを切っている。踏み込まないようにロープを張った方が良いのかなと思った。
この辺りから這い松が現れ視界も開けてきた 背後には支湧別岳、左前方を見ると平山の稜線が右前方の比麻良山(ヒマラヤマ)まで続いている、右端の尖がりは北大雪スキー場のある天狗岳であろうか・・・ただ稜線を境にしてむこう側(西)には雲が湧いている。(表大雪の眺めはどうだろうか?) 傾斜が緩み気分も軽く稜線上まで登ると左が平山、右が比麻良山の分岐点で大きなケルン(1737分岐)が現れた。いきなり眼前にニセイカウシュッペ山の鋭い岩峰(小槍)が飛び込んできた、周り全体が雲に覆われた状況でそこだけが良く目立ちなんだか近寄りがたい存在だ。分岐から平山までは起伏の少ない尾根道でテーブル状の平べったい岩が目に付く、這い松の廊下を10分程歩いた先に地味な山頂標識があった。山頂は名の通りのっぺらな山で一面が這い松とウラシマツツジに覆われて適当な休憩場所を見つけるのに困るほどだった。時折大雪方面の山々が雲間に現れるが次々に湧き出る雲に隠れてしまう、下はあれほど暑かったのに頂上では涼しさを通り越し寒さを感じるほどだった。比麻良山まで足を伸ばしたいところだがまっすぐ下山する、白滝高原キャンプ場で泊まり翌日帰宅した。

1737分岐から見るニセイカウシュッペ山の小槍と平山



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