白井岳と定天の中間にある無名峰でたまに尖った山容を見せることがある。
細長い頂陵には標識のあるT峰、標高の高いU峰、眺めの良いV峰と小さなポコが三つある。
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週末は低気圧の通過で大荒れの予報だが近間で何処か登れそうな山を考える。
前々からスノーシューで登山を待ち望んでいるMちゃん、Iちゃんの二人と
悪天で行き場を失ったメンバー数名が加わり駄目元で出掛けた。
現地に着くと降雪こそないが雲の流れが早く、木が揺れている。
スノーシューとスキーで林道を出発し尾根の末端に取り付いた。
やや鬱陶しい林の中に粛々とラッセルを続け△873m峰に到達、
ここには三等三角点「滑り澤」が埋まっているが興味のありそうなメンバーはいなかった。
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稜線に出ると地吹雪が舞い顔を背けて歩くのがやっと、
何が楽しくて歩いてるのか自分でも分からないが取りあえず山頂を目指す。
雪庇と吹き溜まり、アップダウンの稜線が長く感じられたが何とか山頂に到着する。
メンバーの大半が初ピークだが顔も手も痛くて集合写真という気にもならず即下山とする。
スキー組は登り返しがなくなる873m峰でシールを外すが雪のコンディションが悪く苦戦していた。
地吹雪でトレースが消え、下の二俣で下降尾根を見逃しそうになる。
尾根をばたばた降り、スキーとほぼ同時に車に戻った。
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<2008年の ヒクタ峰・スキー はこちら>