発寒川遡行(ゴルジュ〜大滝) (札幌市・手稲山) ■Home |
---|
|
|
上から下まで殆ど借り物で済ませたSさん、
不安気な面持ちで待ち合わせ場所に現れた。
その他にこの沢が二回目のTちゃんと初めてと言うKさんが同行する。
まずは手稲山の林道途中より急斜面の藪を下って二ノ沢手前に入渓した。
ちょうど綺麗な溜まりがあって初めての入渓にふさわしい場所である。
軽く沢の歩き方などをレクチャーした後、
わざわざ胸まで水に浸かってゆっくりと段差のような小滝や小釜を越えていく。
|
|
|
初めは目を白黒させていたSさんだが岩を少しかじってるせいか
すぐ慣れた足取りを見せる。三ノ沢出合いで靴をデポし、
泳げぬSさんのためにライフジャケットを着せた。
滝を登ってすぐのゴルジュは迷わず中を行くと日が刺し込んでいつになく明るい。
水飛沫を上げながら瀬のような水路の中を溯った。
|
|
|
次の深い釜を泳いで滝に取り付くとその上に再び屈曲したゴルジュがあり
入り口がトロの様になっている。
一ケ月前に来たばかりのTちゃんが「この沢のこと全く覚えてない」と言うのも、
巻き道を使わないので無理からぬ話である。
盛夏とはいえ少しばかり寒さを感じながらザイルを引いた。
|
|
|
ゴルジュの出口には4m程の滝があり噴流する中央を避けるも激しい水飛沫を浴びる。
いやはやなかなか楽しいが肝心なSさんから笑顔が消え、沢登りを楽しんでる余裕は無さそうだった。
それでも先に行かせると美しい渓相に目を輝かせながら積極的な姿を見せる。(写真右)
|
|
|
その後も泳ぎとへつりで滝を越える。
へつるより泳いだ方が楽そうだが足元が滑ってなかなか水から這い上がれず苦労する。
そんなこんなで時間を食いふと時計を見るとすでに12時に近い、
このペースで大滝まで行くのは無理なので最後の滝だけサックリ巻いた。
|
|
|
そして何とかタイムリミット13時に大滝に到着する。
〆の滝業が待っている。
「良縁に恵まれるパワースポット」を信じて一心に滝に打たれる姿が可愛らしい。
帰りはだいぶ疲れも見え、へつりもほどほどに巻き道を下る。
暑い日だったのでちょっとやり過ぎたかな・・・と心配したが「とっても楽しい一日でした」とメールを貰いほっとした。
|