2007年2月中旬 標高差511m 登り2:10 下り1:50
小学校跡10:00→稜線(12:10-12:25)→小学校跡14:15 (休憩含)
駐車スペースの用意されたヘアピンカーブ 快適とまで言えないが雑木林も滑って下れる ポコを過ぎ楽しみな疎林帯を登っていく
通称「学校尾根」とは廃止された旧豊羽小中学校から尾根伝いに稜線へ登るルートである。
豊羽鉱山の歴史は古く、多い時の人口は数千人もいたと言うから驚きである。
札幌に出てきたとき鉱山の町と言うイメージから「キューポラのある街」が想像され、
吉永小百合でも歩いてそうな気がしてドライブに来たことがあった。
今はその鉱山も廃止され工場から湯気も煙も見えず寂しい限りである。
鉱毒処理の為に数年間は作業員が残るらしいが道路の除雪次第で学校尾根や無意根元山ルートも近い将来運命を共にするであろう。
学校下のヘアピンには既に車が2台停められ道路の終端まで行って車を置く。
ちょうど通りがかった作業員さんからこれ以上奥に入らないよう注意を受ける。
何の作業をしているのか大きなプレハブと大型重機が何台も並んでいた。
体育館の横から登り始めると結構人が入ってるのか斜面はスキーやツボの跡でボコボコだった。
潅木はさほど気にならず上の方は樹林も斑で良さげな斜面が広がっている。
もう少し家から近かったら言うこと無いが遅い出発でも充分遊べるのは嬉しい。
1時間ほどで・875ポコに出たが少し近づき過ぎたようで帰りを考えて大きく巻いた方がよかった。
最後の急な斜面から稜線に出ると例の爆音が近づいて来て足元を10台程が走り去っていく。
ご丁寧に二度もやってきて遠慮と言うものを知らないらしい。
京極町側は彼等のプレーランドと化し小さな隊列を組んで縦横無人に動き回っている。
小雪が止むと薄っすら長尾山から無意根山の稜線が見え出す。
ここから千尺まで僅かな距離であり無意根山のヴァリエーションルートとして良いかも知れない。
帰りは適度な樹間と傾斜が気持ち良くポコの登り返しもさほど気にならなかった。
雪の良い時にまた来たい山である。
千尺方向に続くなだらかな稜線 ずたずたにされた稜線、美比内方向 1111.6mピークから滑りを楽しむ