2013年11月9日 晴れ メンバー5名
7:55茶良瀬橋→(9:20-9:25)賀張山→10:10茶良瀬橋
賀張山は日高町と新冠町の境界を流れる厚別川沿いにある一等三角点の山で、
山名はこの山より賀張川(カパル 平坦な場所)が流れることに由来する。
寒い日が続いたが午前中は青空も見られるとの予報で手軽に登れそうな二山を予定した。
無料の高速道路が延びたお陰で札幌から1時間半で茶良瀬橋に到着する。
橋のたもとで身支度しながら牧場の奥にそれらしき山を望むがどれがピークかいま一つはっきりしない。
とりあえず牧場に断りを入れ、馬を刺激しないようそっと牧場内を歩いて尾根の末端に取り付いた。
いきなり急な登りだが藪が薄く快適な尾根である。
急坂も100m程登ると少し落ち着き、やがて樹林越しに小さくなった牧場の屋根や白い日高の山並みを垣間見る。
木が多そうで諦めてはいるがこのピーカンの下、一等三角点からの眺望を期待せずにいられない。
標高400mから右のコルに向かう斜面は谷が深く転げ落ちそうな斜度である。
藪はどこまでも浅く、コルから小さなコブを一つ越えると木に覆われたピークが見えてきた。
鹿の踏み跡を辿って楽々到着したが眺望はやはりすっきりとはいかず、
それでも海が見え、葉の落ちた枝越しに貫気別山からリビラ山の山並みが望まれた。
赤い標識は「鳥獣保護区」の文字が消えた看板だった。
ここにはサラブレッドの育成牧場がすぐ下にあるのでハンターに誤射される心配もないだろう。
鹿になったつもりで藪の無い谷斜面を駆け下りた。