二股山
フタマタヤマ 605m (芦別市)
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2014年11月30日 晴れ 右惣沢川林道−南東尾根ルート メンバー3名
12:25林道c285→9:10南西尾根695→(13:30-13:35)二股山→14:10林道
「二股」とは二つの川が出会う所、道内各地に二股という地名は多く二股山(岳)も沢山ありそうだが5山しかないのは意外だった。
芦別市の国道452号沿いにあるこの山も芦別川とその支流の二股に因ると思われる。
何時も何気なく通過する山だが改めて登山の対象として見るとなかなか急峻で面白そうである。
昼に多聞岳を下山して日暮れの時間を気にしながら二股山に向かった。
縦に細長いこの山の取り付きは南北何れかの尾根を予定したが方や急で方や長く、一長一短という感じである。
ならば東面はどうかと支線林道の奥まで行ってみたが芳しくなく、ふと南東尾根を見ると樹林が続いて斜度といい何とかなりそうである。
さて取り付きこそ笹の急斜面だったが中は意外にすっきりしたカラマツ林でしかも古い作業道が尾根に沿って延びていた。
藪漕ぎ覚悟だったが拍子抜けするほど明るく、幼木の生えた作業道をせっせと辿る。
南からの稜線が近づくといよいよ作業道を離れ山頂直下の斜面となる。
足元には生命力の旺盛なフッキソウに混じってシャクナゲも見られ、
どんどん斜度が増し灌木を掴みながら登ってゆく。
そしてとうとう藪漕ぎ無しで山頂に到着、木々の間に多聞岳と北西に美唄山を垣間見る。
下りも30分ちょいと呆気なく、登るかどうするか迷ったが帰らないで良かった。
数年経たずに忘却の彼方となりそうな山だがこの時期にマイナーな頂きを踏めて満足する。
<この前に登った 多聞岳 はこちら>