週末は全道的に北風が強いので低山狙いとし、晴れそうな積丹の丸山と擂鉢山をセットにする。
丸山(円山)は道内に一番多い山名で古平町にも二つあるが、今回は休止中の町営牧場がある方の山を予定した。
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写真左はトウマル峠に向かう道路から見る丸山で意外と山らしい山容である。
ここからなら最短で登れそうだが手前に古平川が流れ、また意外にややこしい地形なので素直に歌棄から登るのが良さそうだ。
家族旅行村に向かう道路の途中に車を止め、牧場への分岐からスキーで出発した。
丘の斜面に続く道からは次に予定する擂鉢山が真向いに見えるが随分黒ずんでいる。
こちらは雪の心配もなく、道脇のフキノトウに春を感じながらのんびり進む。
牧場の施設を見ると止めて久しそうだ、大きな牧場なのに勿体ない気がする。
道路をショートカットして緩い尾根を登ってゆくと広い牧場の先に丸山(写真中)が姿を現し、後方に大森山ともう一つの丸山が海をバックに望まれた。
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そして丘の様な牧場から眺めの良いこと、開放的な風景を楽しみながら進む。
まだ真っ白な積丹岳と余別岳が並び、いつも見付けるのに苦労するポンネアンチシ山がちょこんと頭を出している。
両古美山と当丸山の間に峠の道路が見え、今日の候補の一つだった泥の木山は風が強そうだ。
いよいよ丸山が近づく、奥は余市天狗岳だろうかこちらからはちょっと分かり難い。
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丸山の北東斜面は疎林だがクラックが見られるので緩やかな東尾根に取り付く。
灌木の立ち込む斜面にジグを切りながら登ってゆくと開けた斜面越しに牧場の全景が広がり、小さな古平の街並みと海に突き出た丸山岬が見える。
平坦な山頂からは木の間にシリパ山を眺めるのが精々でかえって隣の剥げ山の方が展望は良さそうだ。
シールを外して腐れ雪に手こずりながら牧場へ、たいした登り返しもなくゆるゆると車に戻る。
帰りに寄った古平温泉からこの山の眺めが良かった。
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<本日二山目の 古平擂鉢山 はこちら>