白湯山〜フレベツ岳 ハクトウザン 山スキー 916m・1097m (釧路市阿寒町) ■Home |
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5時に札幌から高速に乗ると車が時々横揺れする強風だったが十勝に入ると急に収まり空が明るくなり出す。
3時間半で阿寒湖畔スキー場に到着、営業が明日までとのことでローカルなスキー場にしては結構な車の数である。
例年より積雪が多い上に昨夜の新雪で圧雪車まで出て、
スキーが使えるかなと思ったがどうやら杞憂のようだった。
緩い左のコースを登って行くと係りの人から「どこまで行くの気を付けてね」と挨拶を受ける。
札幌国際なんかだと人が登ってるだけで文句を言われるが田舎のスキー場はとても親切だった。
リフト二本目の先は木が刈り払われた雪原で暫く先に左からボッケ群を通る遊歩道が合流する。
そこから東尾根を登った白湯山の平坦な山頂はアカエゾマツに囲まれ全く見晴らしが無かった。
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下降する南尾根は木が立ち込んで鬱陶しいが途中、樹林の上にフレベツ岳が望まれた。
徐々にダケカンバの混合林に変わり木立も天気も少しずつすっきりしてくる。
コルでフレベツ林道を横切ると樹間に薄っすら山が望まれる。
恐らく「剣ヶ峰」ではないかと思いつつ、目を下に移すと赤茶けたボッケから湯気が上がっていた。
青空であればボッケ群を巡る冬の散歩コースが楽しめそうな所である。
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エゾマツが林立するフレベツ岳の緩やかな北尾根は白湯山に比べるとずっと感じが良い。
木は混んでるがここならどうにかスキーで下れそうでほっとする。
だが天気のせいもあるだろうが何処までも眺望に恵まれず、
ただ木を縫って歩くだけの単調な山だった。
そして程なく山頂に到着、視界が少し空けた西方には目と鼻の先に雌阿寒岳がある筈だが姿を見せず、
カンバの木に小さな山頂標識が掛かっていた。
さてシールを外し、2-3ヶ所は登り返しを覚悟で下ることにする。
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