恵岱岳〜群馬岳 エタイダケ・グンマダケ (山スキー) 1060m〜971m (北竜町・雨竜町)  ■Home
2015年3月15日 曇り時々晴れ メンバー4名
4:55御料峠P→6:10徒渉→8:15恵岱岳→9:20ペンケペタン川→(10:00-10:15)群馬岳→11:45恵岱岳→12:20徒渉→13:20P

暑寒連峰の東端に位置する恵岱岳と群馬岳は共に台地の様に平らで人目を引く山容ではない。 だがぺンケペタン川を塞き止め900mの高所に雨竜沼湿原を作るなどユニークで外せない山である。 去年は恵岱別川のブリッジが崩壊して無念の撤退だっので長靴を持参し2週間早くリベンジすることにした。
                    

  
道道94号は夜になると車が通らず、21時前に就寝して3時半に起床する。 駐車場から恵岱岳に向かったと思われる昨日のトレースが延びていた。 しめしめ!ヘッデン灯して5時前に出発したが方向が違っているので一旦戻る。 ここから何処の山に向かったのか不思議だ?雪は軽いが思いのほかラッセルで群馬岳まで届くかな‥と思いながら林道を進む。 徒渉箇所にはデブリも見られるが去年程でなく、しっかりしたブリッジが残っていた。          
          

薄暗かった恵岱別川の谷間に漸く日が射し込み、沢の急斜面にジグを切って400mの広尾根に出る。 上はカンバとエゾマツの大木が点在する緩やかな樹林帯で、 55Omからは尾根を登らず右の沢沿いに最短ルートを取った。 広いカンバの疎林を登ってゆくと後ろに信砂岳が朝陽を浴びて神々しく、標高が上がると奥に気になる留萌ポロシリ山が望まれた。          
          

木々が斑になるとやがて前方に白い壁のような恵岱岳の頂上稜線が見えてくる。 暖冬小雪だったせいか雪庇は小さく、真ん中の一番高い山頂まで意外に近く感じる。 べースの雪に20cm程の新雪が積ってコンディションは抜群、開けた斜面が広がってこのルートにして大正解、帰りが楽しみである。          
                    

  
稜線下の広大な斜面に目を見張り、木と灌木がぽつぽつ生えた急な小尾根にキックターンを重ねる。 右を見ても左を見ても惚れ惚れするオープン斜面が広がって、帰りまでこの雪が持ってほしいと願うばかりである。          
                    

  
何時の間にか後ろの信砂岳が小さくなり、目指す雪庇の稜線は遠近感に乏しくなかなか近づかない。 上はカリカリかと思ったら良い雪が続き、斜度がクライマックスに達してもシール登高で快適に登れる。 徐々に傾斜が緩んで稜上の様子が見え出すと風で冬の寒さに逆戻り、急いでアウタ−を着込む。          
                    

  
頭上に雲が垂れ込めるが視界はそんなに悪くない、ただ手の悴む寒さで山の上はまだ本格的な冬だった。 ぽつぽつ灌木が飛び出す台地をほんの数分で恵岱岳山頂に到着、少し離れた木にテープを結んだ。 平坦で凡そ山の上とは思えない風景である。 これから向かう群馬岳(写真右)もモチベーションに欠く山容だが何とかなりそうな距離でほっとする。 靴半分の新雪を踏んでひたすら凹凸の少ない台地にトレースを延ばした。          
                    

  
暑寒別岳と南暑寒岳は上半分が雲に隠れ、 雨竜沼湿原は白いサバンナの様で冬はかなり殺風景である。 雪に埋まったペンケペタン川(写真左)まで1時間ほど掛かり、そこから登り返しが無いようにポコを交わして台地状の群馬岳に到着した。 質素な頂きにテープを結ぶ、増毛・暑寒山域では地図に名前のある最後の山だった。          
          

群馬岳は展望の無い山かと思ったら突き出す頂稜の端に大パノラマが広がっていた。 左端の恵岱岳まで戻ると思うと気が重く、いっそ下の南暑寒荘に縦走した方が楽しかったかも知れない。 馴染みの薄い山々の向こうに雨竜と深川の平野が広がり、晴れていれば芦別岳や十勝連峰が見える筈で残念である。          
          

少し南に移動すると尾白利加川の対岸にどっしりした徳富岳が懐かしく、 その続きに唐尻山(トーシリヤマ)を見るがなかなか気になる山容である。 ピンネシリと神居尻山が雲の下に望まれ、右端の小さな山並みは飛散岳など浜益方面の低山かと思われる。 午後から天気が悪くなる予報だがこれだけ眺めが得られれば満足です。          
                    

  
山頂でシールを外し往路を戻ると早くも風でトレースが消えかけていた。 平坦に近い斜度ながらペンケペタン川まで滑って戻れ、そこから再びシールだが帰りは恵岱岳まで1時間半と早かった。 そして気になる大斜面は薄曇りだったせいかパウダーのまま、やった〜!          
          

斜面は北東向きでこの時期にしては信じられないくらい雪質が良かった。 木のあるずっと下までオープン斜面が続いて滑り応え十分である。 どこまでも真っ白な斜面にシュプールを刻む優越感もあって今季一番のスキーを堪能することができた。          
                    

  
下から数名がスノーシューで登って来る。 えっこんな時間にと思ったがまだ昼だ、ツアーガイドがしきりに素晴らしいコースですね!と絶賛する。 札幌を朝出発してこの時間ならまた滑りに来ても良いかなと思う。 樹林帯も気持ち良くツリーランが楽しめ、徒渉まで一切登り返しがないのが良い。 林道でシールを外し、車に着いたらまだ13時ちょっと、ピークハントとスキーの楽しい一日だった。          

<前日の御料山はこちら> 






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