遠望山〜石山・温泉山  1421m-1439m・1280m (鹿追町)  つぼ    ■Home
2014年5月4日 曇り メンバー6名 
9:10道路930m→(11:05-11:20)遠望山→(12:10-12:20)石山→14:20道路   14:40道路990m→→(15:15-15:20)温泉山→14:40道路

然別湖は北海道の湖では最も標高810mの高いカルデラ湖で周りを白雲山やくちびる山など端正な山々に囲まれている。 この三山も湖の北に位置する外輪山の一角だがアプローチとなる道々85号線が冬期通行止めになるため、 それが解除される4月下旬直後が登頂のチャンスとなる。 標高が1400m以上あって札幌の最高峰余市岳とあまり変わらぬ高さだが道路からの標高差は僅4-500mに過ぎずお得感のある山と言える。
                    

  
          
写真は2年前の北ペトウトル山北峰1421mからのもので遠望山〜石山がなかなか良い山容で望まれる。 さて今年のGWは全道的に山屋泣かせの天気だがダメ元で出掛けてみることにした。 高速で向かう途中、止まぬ雨風にテンションダウン、帰ろうかと思ったが気を取り直して現地に辿り着く。 然別湖に着く頃にはすっかり雨の気配もなくなって940mの駐車スペースに車を止め出発する。 開いた沢は長靴なので気にせず徒渉した。
                    

  
          
取り付きが既に標高900mあり500mちょっと登れば良いだけだ。 出だし雪が緩んで足が埋まったが直ぐに締まってくる。 時折、あられが降る不安定な天気だ、だが東尾根のせいか強風予報にも拘わらず風の影響は少なかった。 最後の急斜を凌ぐと呆気なくガスのピークに到着、遠望山ならぬ近望の山も見えないが雨が降らないだけましである。 稜線は流石に風が強く立ってるだけで寒くなる。 休憩もほどほどにすぐ尾根続きの石山に向かった。
                    

  
          
遠望山の南面は雪解けが進み、黒々したハイマツに一瞬ぎょっとしたが、 ちょこっと横切るとすぐ雪が出てくれた。 振り返ると北ペトウトル山と北峰が望まれ、天気が徐々に回復に向かってる様で一安心する。 石山も少しずつガスが上がり、展望を期待して広い尾根をゆっくり登った。
                    

  
          
中間のポコは右を巻く、稜線は意外に狭く雪庇が出てるのでトラバース気味に登ってゆく。 そして何時の間にかガスが上がってすっきりと石山の山頂が姿を現し、こちらも呆気なくピークに到着する。 ハイマツの中に三等三角点が頭を出し、小さな標識が木に括られていた。 一時は高速の途中で帰ろうかと思ったが来てよかった!二山続けてすんなり陥落し気を良くする。
     
        
          
石山の山頂から遠望山を振り返ると南斜面は風で樹木が白く氷り付き初冬のようで寒々しい。 その後ろにナイタイ山が重なっている。 然別湖を囲むのは左から天望山、白雲山、東ヌプカウシヌプリ、まだ未踏の西ヌプカウシヌプリと南ペトウトル山が望まれた。           
     
        
          
南ペトウトル山の隣に端正な神社山、北ペトウトル山と北峰、右奥にピシカチナイ山、然別山などが並ぶ。 さらにウペペサンケ山がどっしり構えるが残念ながら半分雲の中だった。 思った通りに展望の良い山で大満足する。 さて下山は時間を短縮しようと温泉山を見ながら沢形を下ったが、 やはり下流は既に水が流れかえって時間を食ってしまった。           


                    

  
          
みんなもうご馳走さんって顔をしていたが折角だから三つ目の温泉山に向かった。 糠平温泉スキー場の山と言った方が分かり易く、ゲレンデを横切る道路から1時間足らずで往復できそうである。 中腹の標高1000mで路駐し、ゲレンデから大急ぎで登った山頂はカンバとエゾマツに囲まれ眺望なし。 下る途中で糠平湖の向こうに石狩連山やトムラウシが望まれたのがせめての救い、 けど何はともあれ初ピークは楽しい。



          










































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