恵庭岳(エニワダケ) 1319.7m (道央) ■Home
2003年9月 晴れ  総時間3.45(小休憩含) 標高差1010m 総延長7.4km
登山口735→山頂950-1035→登山口1205
今日は秋分の日で祝日、全道的に快晴の予報で札幌も朝から雲一つない絶好の登山日和である。 自宅を6時半に出発、目指す恵庭岳にはもう何度も登ってるがいつも天気がよい・・いや好天を確認して家を出るのだから当たり前である。 登山口の車の数は朝方数台だったものが下山時には溢れんばかりの数になっていた。 また登山届けを開くと新たに記帳するページがない程の人気振りである。 おそらく家から小一時間で行ける夏山の中で登り応えと展望に関しては随一ではないだろうか。
  このようなロープ場が連続する    仮山頂からは本来の山頂が呼んでいるように見える     この色を見ると登った甲斐がある
真新しい砂防ダムを超え枯れ沢を歩くとやがて薄暗い樹林の中となる。 登山道は雨でえぐれ歩き易い方へと道が広がっていた。 見覚えのある風景が続きペース配分や頑張り所は承知している積もり、まずは見晴台までゆっくり休まず行こうと思う。 急登のロープ場は登り下りでルートが別れたので人が多くてもスムーズに登れそうだ。 急な斜面はさすがにロープに頼らざるを得ず特に降りでは有難さが身に沁みた。
見晴台を過ぎると次第に後ろの眺めが良くなりやがて通る火口の淵は溶岩地形で遮るものがない絶好の休憩場である。 ここからは山頂の岩塔が手に取る近さに見え勇んで歩き始めると第2見晴台(仮山頂)で行き止まりになっていた。
岩塔の崩壊が進んで危険「H14年6月30日禁止区域に入って大怪我した・・」との看板とロープが張られ仮の山頂標識が設置されていた。 眺めは支笏湖全体の半分しか得られずとても残念である。 少し休んでいると何人かの登山者がロープを超え行き来するのを目にし我も禁を破ってしまった。 万一この先で怪我でもしようものなら非難轟々だろうと思うと要らぬ緊張をした。 岩塔に回り込む登山道が一部削れて下が見えていたのと岩塔上部の崩壊が少し進んでいたようだ。 山頂から眺める支笏湖は鏡面の如く美しく反対側のオコタンペ湖と羊蹄山もとても良い眺めだった。 風が無く暖かで見知らぬ者同士で山座同定を楽しんでると次々に登ってくる人の数にビックリし早々に岩塔を降った。 今年の紅葉は例年より2週間ほど早いそうだが支笏湖周辺の色づきは10月上旬あたりに見頃を向えそうだ。 帰りの国道は行楽日和に誘われてか支笏湖へ向かう車がすごい混みようだった。
 
鏡面のように美しい支笏湖(紋別岳〜風不死岳)
 
 山頂から北西の山々を眺める、湖はオコタンペ湖 (羊蹄山の大きさが一際目立つ)


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