スズラン群生地で有名な平取町芽生の東方にある山で、山名はアイヌ語で(刀がある所)など諸説があるようです。
殆ど注目されることのない藪山ですが「日高辿路」に出てくる山としてかねがね気になっていました。
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芽生の町営牧場から晩秋に染まる江無須志山が見えました。
何処からでも登れそうな小さな里山って感じです。
宿主別川沿いの林道は決壊修復中でしたが何とか通り抜け可能で、その先の支線林道のゲートも開いていました。
林道を走ると落ち葉に隠れた尖った石が目に付き出したので無理せず1.8km程に車を止めて出発します。
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急な取付きから尾根に出ると何処からともなく古い作業道が現れ、これを辿ると次にシカ道がポコを巻く様に山頂に向かっていました。
稜線の下で再び別な作業道と交差し、どうやらこの山も藪漕ぎはなさそうです。
そして木々の間に貫気別山(写真左)とリビラ山を眺めながら三角点のある山頂に到着しました。
展望を求めてウロウロすると北方の木の間に振内山〜宿弗山のなだらかな稜線とその手前に先程登った岩知志山が佇んでいました。
更にハッタオマナイ岳の下に昨日の崖山(写真右)が小さく見え、木が邪魔するもののまずまずの眺めです。
帰りは沢形を下るとあっと言う間に林道で登りもこれを使った方が早かったようです。
もう一山登れそうでしたが同じような藪山ばかりで飽きてしまい平取温泉でサッパリして帰途に付きました。
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