両古美山〜泥ノ木山  806m・903m (神恵内村・積丹町)  ■Home
       2013年5月12日 曇り トーマル峠ルート メンバー3名
       9:15トーマル峠→10:30両古美山→(11:45-12:15)泥ノ木山→13:50トーマル峠

泥ノ木山は積丹町と古平町の境界に聳える端正な山である。 以前、美国川からポンネの尾根に取り付くと背後にすっきりとこの山が望まれて気になっていた。 由来となる泥ノ木はマッチの軸に使われたくらいだから上等な木ではないが何となく愛着の持てる山名である。

 ポンネアンチシ山の途中から見る泥ノ木山          トーマル峠からは谷を挟んで展望台と呼ばれる・783ピークと両古美山が手に取る近さに望まれた

雨が降り続き、今朝まで山は諦めてたが急に回復の兆しとなり積丹へ車を飛ばした。 山々はまだ雪がたっぷりで一安心するが、車を止める場所が心配になってくる。 峠の駐車場はまだ閉鎖されていたが下りになってすぐ広い除雪回転場があってほっとする。 高曇りで遠望は効かないが午後からの晴れ予報を期待して出発する。 両古美山は手に取る近さで、もっとも既に600mだから200m登れば良いだけだ。 稜上に出るとハイマツの中に夏道が出ていて此れを辿る。 振り返ると道道998号がスカイラインの如く山間に延び、対面の当丸山も尖ってなかなか良い山だ。 あわよくば三つまとめて初ピークと思っていたが昨夜の酒が若干残ってモチベーションいまひとつ。

当丸山〜日本海〜屏風山、良い展望が広がっていた     コルを前に泥ノ木山全景、急そうな下り       ハイマツの出た泥ノ木山山頂、展望得られず

稜線からはガニマナコと屏風山が見え、珊内岳やポンネは雲に隠れたままである。 やがてこんもりした両古美山に到着する。 標識の木れっ端しを雪の中から掘り出すと「無沢1まで2700m、展望台まで600m」と記され、△832無沢1まで夏道が付いてるようだ。 今なら残雪を踏んでもっと奥の△883無沢2まで行けそうな気がした。 さて泥ノ木山まで二つのポコがあり、緩やかなアップダウンの広尾根が続く。 コルの東側は4m以上の雪庇に亀裂が入り、立ち止まるほど白い木肌のダケカンバが印象的である。 そして最終コルから泥ノ木山の急なこと! ピッケルも持たずスパイク長靴で来たのを後悔したが見た目ほどではなくあれよあれよと山頂を踏んだ。 ピンテが結ばれていたが三角点は見つからず晴れそうもないので下山とする。 当丸山は30分もあれば登れそうだったが天気が良い日に取っておくことにした。


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