ぱっとしない天気なので近間の長白稜は如何かとメールしたが話が噛み合わない。
どうやら余市の頂白山と勘違いしているようだが、netで人気の山になっていると知ったらしくすぐ乗ってくる。
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十数年前は春香小屋登山口からの出発だったが道路沿いの駐車場に止める。
登山者用ではなさそうだがここなら登り返しもなく最短で行ける。
こんな楽して良いのかと思いながら消えかけたトレースを辿ると程なく開けた斜面が見えてきた。
北面で雪が軟らかく、綺麗な雪面がそこかしこにあって帰りが楽しみだ。
いつの間にかトレースが消え、北東に延びる急な尾根を登ってゆく。
登り難い雪面に細かなジグを切って稜線に出ると風で視界が悪い。
大した雪庇ではないのでコブを巻きながら1020峰をピストンする。
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1020峰から戻る頃には風が収まり視界も少し戻ってきた。
下に股下山、向かいにつげ山、雲の中に春香山と奥手稲山が薄ぼんやり見える。
往路では良く見えなかった雪庇の脇を通って半分程の時間で934峰に戻る。
そこでシールを外して滑降開始、灌木が気になるがふかふか雪で気持ち良い滑りが楽しめた。
こんな手近で良い斜面もそうざらにないのでは、何本か登り返す積もりだったがピストンで疲れ車に直行する。
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<2004年の 長白稜 はこちら>