札幌から274号を通り穂別町方面へ右折すると左側に見えるなだらかな山が坊主山である。
豊里という小さな集落に「登山口」の看板があったがそれ以後に道案内がない。
登山口まで6kmほどだったが途中1kmほど通り過ぎてしまう。
行き止まりには戻ったタイヤの跡からかなり付いていた。
登山口には数台分の駐車スペースがあり木に小さな看板も下がっていた。
登り始めは急でバイクのタイヤ痕が付いていたがこれを過ぎると小屋まで立派な林道が延びていた。
途中にベンチが置かれ、ふいに道を横切る蛇に思わず足が止まる。
8合目には穂別町管理の小屋があり施錠されていた。
一帯は山名の通り一面の笹に覆われ頂上まで若干の笹藪を漕ぐ。
夕張岳や芦別岳は雲に隠れているが幌尻や戸蔦別岳など北日高の眺望を楽しむ。
道々ハクサンチドリがよく目に留まり、手軽で気持ちの良い山だった。