美瑛富士 冬季・スキー(十勝連峰) 1888.0m  地図はこちら  ■Home
2008年4月中旬 登り4:50 下り2:16 メンバー6名
白金温泉7:00→c820林道8:20→c1616スキーデポ(11:00-11:20)→美瑛富士(12:10-12:22)→c820林道14:12→白金温泉14:38  (休憩含)

白金温泉で前泊しスキーで美瑛富士へ登る予定で午後札幌を出発する。 朝から小雨がちらつく寒い日で白金温泉に近づくとみぞれから雪に変わって路面が白くなり出した。 天気が天気だけに温泉と暖かな布団にありがたみを感じる日だった。 食堂で鍋を囲みながら他愛のない話で盛り上がり部屋に酒を移して10時過ぎに寝る。

雪はかなり少な目だ、雪化粧した道をスタートする   見通しの良いだだっ広い斜面に夏道の面影はない     オッパイのような美瑛富士は一見低く見える
翌日は朝から雲一つない快晴!頭はスッキリしないが取り敢えず予定時刻にスキーで出発する。 ところが出だし早々何を勘違いしたか美瑛富士の案内板を通り過ぎてしまった。 高々10分も戻れば済む話だがそれが面倒で熊の足跡を追って急な取付きから林道に合流、余計な汗を掻かせてしまい反省する。 今年はいつになく雪解けが早いがどうにか滑れる程度に雪が残りその上にサラサラの新雪が20cm程積もって綺麗だった。 夏場は上の登山口まで車で上がれるのにと思いながらc810でそろそろ林道を離れることにする。 登山路がコの字に曲がる辺りの沢を詰めたが潅木と凹凸で期待が外れ、右の尾根に出ると割と開けた斜面だった。 結局・678ですぐ尾根に登るか又は登山路をそのまま辿った方が良かったかも知れない。 尾根に出ると登山路の標識が現れやがて夏道のイメージと全く違い遮るものが無い景色が広がる。 視界の先にオッパイ形の美瑛富士と涸沢川を挟んで聳える美瑛岳が対照的で隣に十勝岳、富良野岳、前富良野岳が並ぶ。
     
アイゼンに替え一直線に登る、道路が意外に近い     ようやく陵上に出る、結構時間が掛かった     重い雪に足を取られつつ眼下に広がる斜面を滑る
ハイ松は大方雪の下に隠れ広大な緩斜面はどこでも一直線に登れる。 徐々に標高を上げると斜面に飛び出した岩が目に付き始める。 扇沼山と三川台に続いてオプタテが顔を出したが直ぐに雲に隠れてしまった。 次第に雪面は固くなりc1600過ぎでアイゼンに変え、雲の中を登ってポコに出たが山頂はもう少し先の平坦部のようだ 下に非難小屋の屋根が小さく見える。 立派な標識の立つ山頂はガスで展望がなく寒くてすぐ下山とする。 スキーデポ地まで下ると天気が回復し再び青空に変わった。 岩の飛び出た斜面を慎重に滑ると雪はやや重ながらゲレンデのような大斜面を思うがままに滑り降りた。 春スキーにはうってつけの斜面だが途中で中だるみするのが難点である。 林道は一部登り帰しだがさして気にならず車まであっという間だった。(フォト by kuriki)

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