美瑛岳(ビエダケ) 2052.3m(十勝連邦) ■Home
2003年9月 曇り時々晴れ 雲ノ平コ−ス 総時間6.20(休憩含) 標高差1122m 総延長9.7km
望岳台7:10→ポンピ沢8:45→分岐9:20→美瑛富士コル10:10→美瑛岳(1100-11:25)→ポンピ沢123012:30→望岳台13:55
崩落箇所のある涸沢              ポンピ沢で一休み               なんとも山頂はガスだった
台風で予定がすっかり変わった3連休、日高の山を早々と諦め最終日に青空を期待して十勝連峰に向った。 7時前に望岳台駐車場へ到着すると結構な車の数で百名山ツアーの大型バスも混じり賑わっていた。 身支度を急ぎレストハウス前の登山届けに記帳してまずは非難小屋分岐を目指す。 子供が小さな時に家族で十勝岳へ登った以来の懐かしい風景が広がっている。
分岐からは大半の登山者が非難小屋へ進み雲ノ平に向かうのは私だけで人の姿はパッタリ途絶えた。 硫黄沢の滑りそうな小さな床を超えると緑が目立つようになり十勝岳の荒涼とした風景とは随分違った。 深く削れた涸れ沢の崩れやすい足場にはロープが掛けられ上流部にはまだ雪渓が残っている。 初めて目にするポンピ沢は雨後のせいか思った以上に水量が豊富だった。 対岸の登り口は少し下った所に付けられ案内板も置かれてるが迷って上流へ向かおうとしてる先行者がいた。 分岐を美瑛富士に向かうと台風の名残りか強風とガスが酷く途中からカッパを着る。 コルに出ると猛烈な強風が吹き上げ手がかじかむ程冷たかった。 分岐の標柱から美瑛富士を目指して5分程登ったがあまりのガスにひよってしまい引返して美瑛岳に向かうことにした。 僅か数m先の標柱が見えないほどガスが濃く足元のペンキだけが頼りである。 中腹まで登ると4人組が降りてきて「非難小屋はどこか?」と聞くので「分岐を右です」と答えたこの時間で投宿だろうか? 振り返ると既にガスと風の中に消えていた。
山頂では次々と雲が流れ込んで眺めが遮られ寒さを避けて岩陰で腹ごしらえした。 下る途中で山頂を振り返ると漸く青空が見え隠れしもう少し出発を遅くらせればよかったかもしれない。 裾野の紅葉が見頃を迎え綺麗だった。 吹上温泉の無料露天に寄ると小さい方の温度はいつもより2℃低いとのことだが熱くて入るのに一苦労だった。
 
 帰りの望岳台より雲が切れた美瑛岳を望む


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