週末は風が強く近間の盤ノ沢山を予定した。
登山道が無いこの山には雪を踏んで3度登っているが刈り分けを付けた人がいるらしく興味が湧く。
|
くさび型の盤ノ沢山を見ながら道路情報館で身支度する。
山の上には青空も見えるが雲の流れが速く、隣の札幌岳は早々と冬の装いで白くなっていた。
車で移動すると「ところで登る山はどれ?」とkanaちゃんが聞いてくる。
地図に山名がある訳でもなくまだこの山の知名度は低いようだ。
目の前の良く目立つのがそれと分かるとやはり気になる山だったらしく初ピークゲットと喜んでいる。
盤龍山信行院から遊歩道を進むと分岐に案内板があり、事故でもあったらとの思いからか「安易に入らないで」と書かれていた。
沢筋の刈り分けにピンテのほか古い赤布が散見され、林道を横切りコルに出る。
元々藪の薄い山だが枝払いされた急な尾根を登って山頂に到着、展望はぱっとしないが初めて目にする三角点が嬉しい。
|
すぐ下に兜岩を探しながら稜線を辿るもまだ葉が邪魔で代わりに簾舞山と紋別岳が時折り姿を見せる。
そして枝払いされた踏み跡を30分で頂陵の端に出ると急に視界が開け、寒々しい札幌岳が見えていた。
振り返ると木の上に真新しい最高点の標識が掛けられているが正確には盤ノ沢山である。
2012年3月に来た時は更に尾根を南に下って林道に抜けたが今は藪々なので往路を戻る。
快適とは言い難い刈り分け道も藪山に慣れた身にはありがたいがそうでない人には歩き難いかもしれない。
話によるとメンテはしないらしいのでマイナーな山から脱却することはなさそうである。
|
<2016年の パゴダの塔〜盤ノ沢山再訪 はこちら>
<2005年の 盤ノ沢山 はこちら>