芦別岳(本谷〜新道)  アシベツダケ (ツボ) 1726m (富良野市・芦別市)  ■Home
2015年5月10日 曇り メンバー6名
5:05旧道登山口→6:55ユーフレ小屋→(11:25-11:55)芦別岳→15:40新道登山口

雪の本谷は7度目で暖冬小雪の年だったとは言えこんな早い時期に行くのは初めてである。 一般的にはルンゼからの雪崩が落ち着く5月中下〜6月上が適期とされるが、 既に先週入ったパーティーもいて予定を早めることにした。 下の写真は(10.6.13)に旧道から写したもので天を突く山頂を目指して本谷を詰める登山者の姿が見える。

                    

  

太陽の里で前泊、翌朝は予想外の雨に驚くが直ぐに止んでくれた。 予報では昼から晴れマークになってるが鈍よりした天気で何ともテンション上がらない。 それでも旧道を出発するとニリンソウ、エゾエンゴサクに迎えられ、 高巻く途中では雨に濡れたヒトリシズカとエンレイソウ、サンカヨウが可愛らしい。 小屋まで登山道に雪が無く、その先の開いたユーフレ川で余計な徒渉をさせられる。          

                    

  

今回は本谷が初めての二人が参加、しかもアイゼン・ピッケルが未経験で念のためザイルを持参した。 ゴルジェは残雪がたっぷりで難なく通過、この辺から本谷の奥にピークが見える筈だがガスって残念、 せめて山頂展望だけでもと思い、ゆっくりペースで登る。 途中でアイゼン歩行と滑落停止訓練をして1200mの三俣を過ぎるといよいよ傾斜が急になってくる。 その頃から漸くガスが取れ、下界の様子と青空も見え出して期待が高まってくる。          


          


思ったほど気温が上がらずアイゼンを蹴り込んで登る。 うっすら雪化粧した岩肌が一層とアルペンチックな景観を際立たせ、 二人に「良い景色だよ〜」と声を掛けるが渓谷の深さに緊張したのか足元を見ながら登るのが精一杯という感じである。 コンテにすれば良かったなと思うがもう遅いのでスカイラインまで突っ切ってもらう。
         

                    

  

先行パーティーに続いて山頂に到着、次々と押し寄せる雲でポントナシベツ岳が見えたり隠れたり忙しい。 初ピークのメンバーにはやや残念な展望だが登り切った充実感で一杯という感じだ。 風下で青空を待つが寒さに堪らず下山とする。 山頂直下も緊張の二人だったがその後の緩斜面では尻滑りを楽しんでいた。
         

                    

  

新道から振り返る芦別岳山頂、周囲の山々も今年は雪が少ない気がする。 1000mまで下って登山道に雪が無くなるとその後は毎度ながら長く感じられ、ネギを採って下山する。 二人に本谷の感想を尋ねたら「無我夢中だったので後からじわじわきそう」とのこと、 思い出に残る山行になったのではと思う。          

















































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