2013年11月23日 曇り 送電線ルート メンバー5名
7:20駐車帯→7:30登山口→8:15朝里天狗岳→(8:20-8:25)北ピーク→9:10登山口
道内には天狗と呼ばれる山が二十四あってそのうち登山路があるのは五山のみ、その中の貴重な一山だ。
ここは数年前までマイナーな部類に属する山だったが送電線保守道を使って登る人が徐々に増え、
今では立派な夏山として標識まで付いている。
4年前の同時期に屏風岳とセットで予定したが思わぬラッセルで一山に終わり、そのリベンジと言う訳である。
今冬は雪が遅く登山路の雪もまだ少なそうだ、ぱっと終らせて「シリバ山」と一日二山を目論んだ。
「朝里スカイループ」と呼ばれるループ橋をぐるっと一周してダムの上に出ると、
目の前に青い水を湛えたオタルナイ湖と朝里方面の山々の中に尖がった朝里天狗岳が望まれた。
天狗らしく見えて少しほっとする。
魚留ノ滝入口を過ぎた送電線の真下に登山口があって、車はその400mほど先の駐車帯に止める。
小樽メンバーの二人には朝練の山の一つで手馴れたもの、先導して貰い看板の掛かる登山口から出発する。
登山道は紛れもなく送電線下に沿った保守道で距離は知れてるが結構きつい登りである。
道が出ていて助かるがちょっとぬかるんで下りが思いやられた。
c540で保守道と別れ小沢を渡ってからは冬木立の中に所々ピンクテープの垂れる少し不明瞭な道となる。
尾根に出ると漸く木の間に屏風岳が望まれ、程なく岩のゴツゴツ積み重なる山頂に到着する。
展望は葉の落ちた枝越しに得られる程度、今日の天気と一緒でぱっとしないが
谷を挟んで屏風岳、鉛色の空の下に朝里岳とゴンドラ駅舎が望まれた。
この時期は藪が薄くチャンスだからと天狗岳北峰まで足を延ばすことにした。
枝を掻き分け踏み跡を辿ると、先行の引っ掛けた枝がパシッとムチのように顔に飛んでくる。
崖の上にあるピークからは先ほどまで見えなかったオタルナイ湖と小樽市街、更に海が望まれ、
左から屏風岳、小樽内山(通称)、毛無山、高島岬と眺望は本峰よりはるかに良い。
下山して気になっていた「魚止ノ滝」を見物(往復30分)してから「シリバ山」に向かった。
<二山目のシリバ山はこちら>