朝里岳〜白井岳・2015再訪  (山スキー)  1280m〜1301m (札幌市・小樽市)  ■Home
2015年2月6日 晴れ時々曇り メンバー5名 8:00朝里峠→9:40ゴンドラ山頂駅→10:35朝里岳→12:20白井岳→13:20札幌国際スキー場

天気が良さそうなので朝里岳から白井岳を予定した。 定山渓を過ぎると白く眩しいばかりの朝里岳、そして札幌ダムからはモノゲンロートの定天が望まれ久々のピーカンに気が逸る。 さて朝里岳には冬の体慣らしを兼ね何度も登ってるがゴンドラを使ったことが無い。 数年前からスキーコースを登ると煩く言われるようになったので朝里峠から登ることにした。          
                    

  

朝里トンネル手前のパーキングに車を止めると2台やってきた。 同じ考えで朝里岳かと思ったら近くの穴場で遊ぶらしい、色んなとこ知ってるなと感心する。 さて旧道から緩やかな尾根を登って行くと雪の衣をまとったダケカンバやトドマツなど惚れ惚れする景色が広がっていた。 なかなか雰囲気の良い尾根である。 更に何処からともなく現れたモービルのトレースを辿ってゴンドラ駅に到着すると、 様子が少し変わって中華系の観光客で賑わっていた。          

                    

  

そして展望台になったポコに登ると雲に覆われた朝里岳にガックリする。 写真のため仕事まで休んで来たのに勘弁してくれって感じ、もう帰っても良いかなと思いながら視界の無い朝里のピークを踏んだ。 ホワイトアウトの飛行場を進むと後ろから「酔っぱらうぜ」とmarikkaさんのつぶやきが聞こえ、 どこまで行っても平らな様に「飛行場とは良く言ったものですね」とkitaさんが感心しきっていた。          


          


朝里岳からガリガリの細尾根を下ると少しずつガスが取れ始め、薄ぼんやりと白井岳が見えてくる。 休憩しながら暫し待機するとみるみる青空が広がり、すきっとした白井岳に歓声があがった。 稜線の左右にたおやかで美しい斜面が広がり、白井の右奥にごつごつした定天が印象的である。
         

                    

  

雪が少ないせいか雪庇が小さく、1190ポコを巻いてのんびり進む。 たいしたアップダウンもなく久々にルンルン気分で足取りも軽い。 振り返ると1240ポコがちょっとした山のピークに見え、真っ白な余市岳が姿を見せていた。 薄い層の雲の上に羊蹄が頭を出し、ずっと朝里岳まで漂っている。 何とも奇妙な光景だがどうやら放射冷却で冷え込んだ空気のせいらしい。 スキーの単独者とボーダー2人が朝里岳から付かず離れず付いて来る。          

                    

  

ドームの様な白井の山頂が近づくと雪面がクラストして、一名スキーアイゼンを付ける。 そして何時ものように北から回り込んで山頂に到着、標識は雪に埋まっていた。 こんなお日様の眩しい白井岳は何年ぶりだろうか、眺望の良いうちにとシャッターを押しまくる。 いま無意根山や羊蹄山、余市岳の山頂にいる人は雲海に感動してるだろうな。 北東に小さく見えるのは芦別岳と夕張岳の山塊で厳冬とは思えぬ穏やかな展望を満喫する。          

                    

  

安定した雪なので直下の源頭を滑降することにした。 出だしはやや重だったがすぐ柔雪に変わり、あちらこちらに雄叫びが上がる。 下りになると人の変わるtuboさんが流石の滑りを見せつけた。          

                    

  

そして小尾根を下るか沢を下るか迷いつつ、沢の雪もそれほど深くはないだろうと左股沢に突入した。 沢は完全に埋まって穴も無く、ベースになった雪の上に新雪が載ってスキーが良く走る。 今年は雪付きが遅かったが漸く旬を迎えた白井岳、実に気持ちの良い滑りが堪能できました。          

<2015年1月14日の白井岳はこちら> 



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