2007年4月上旬 北大雪スキー場ルート
第2リフト9:00→天狗岳(10:40-11:00)→有明山(11:40-12:20)→12:45・1340m登返し点→13:05・1460m尾根→14:00林道→14:20国道 (休憩含)
1468への急登、ラッセルも無く快調 頂稜線に出ると天狗岳は眼と鼻の先である ピーク直下の岩場でスーキーをデポする
天狗岳の山頂から見る有明山は意外なほど近くいつか稜線を繋ぎたいと思っていた。
たまたま北大雪スキー場再開のニュースが流れ願ったり叶ったり!オープンを待ち山行を組んだ。
ゲレンデは時代を感じさせる古い設備のままだが雪質はさすがに良く3時間ほど遊んで約束の時間に集合する。
メンバーはお初の2名を含む8名で今回はどういう訳かスキーの上手い人が多かった。
「道の駅しらたき」に断りを入れテント2張を設営し車一台を有明山の下山口に移動すれば準備万端だ。
新装された白滝グランドホテルの温泉に浸かり後は食べて飲むだけだ。
翌朝6時半起床、気になる天気は天狗岳の上に雲が掛かってるがまずは一安心である。
リフトの開始に合わせ準備をすればいいだけだが何時もと違いのんびり過ぎて妙に落ち着かない。
ロッジで時間を潰しリフトを2本乗り次いで標高1100mから順調にスタートする。
前回の記録と較べると標高で400m、1時間10分の短縮だった。
気持ちの良い汗を掻きながら第三リフトを過ごし反射板の見える前天狗で一息入れる。
ポコを巻くとハイ松が顔を出し枝に付けられた標識の高さを見ても今年の小雪が窺える。
肩に上る標高1400m過ぎの雪庇の出た急尾根も前回は雪崩れそうなほど雪が溜まっていたが今回は迫力不足である。
雲は次第に上がり稜線に出ると天狗岳の山頂が姿を見せていた。
山頂直下でスキーをデポしツボになって一段高い岩場のピークを踏んだ。
有明山と続く稜線もくっきり見え初ピークを踏んだメンバーは嬉々としている。
稜線は雪庇が少し出ているが歩き易く数日内のスキーとスノーシューの跡があった。
何処にも同じことを考える人がいるものだと感心するがまさかスノーシューで有明を下った訳ではあるまい。
ここからの方が天狗岳の岩峰が目立ち名に相応しい姿に見える。
南に屏風岳のどっしりした山容を見ながら緩やかな稜線を登ると呆気なく有明山の山頂である。
大休憩し西斜面を沢の源頭まで滑って今季最後のパウダーを楽しんだ。
夢中で滑り終え気付くと一帯はタンネの森でありこのまま帰るのが惜しいほどだった。
1460mの尾根へ登り返し再び良い雪質を滑るが次第に足を捕られよれよれの体で林道へ下る。
流石にスキーでの下山は早く目的を遂げた充実感と程よい疲れが心地良い。
祠のある岩場を通り山頂へ到着 有明山は手に取る近さ雪庇の出た稜線を行く 天狗岳を下る、なだらかな回廊のようだ
有明山(山スキー・北尾根ルート) 1634.9m(北大雪)
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2005年4月上旬 曇り時々雪
総時間5:45(休憩含) 標高差1024m 往復13.5km
林道入口7:05→尾根取付点8:10→山頂(10:55-11:05)→尾根取付点12:20→林道入口12:50
今は旧道のように静かな北見峠 ヘアピンカーブ手前の林道からスタートする とても気持ちよい緩斜面が続く
小雨の札幌を19時出発し高速利用で22時過ぎ降雪で所々吹き溜まりの北見峠を通過する。
少し下ったヘアピンに除雪スペースを見つけテント設営し時間を惜しんで宴会モード突入だ、こんなに早く酒が飲めて嬉しい。
しかも暫定無料の高速トンネルが下を貫通したお陰で朝まで車一台通らぬ静かな環境になっていました。
翌朝は予報通り曇天だが回復傾向なので問題なく出発する。
渓雲橋脇の林道を辿り二つ目の小橋で林道と別れ雪で埋まった沢を渡って小高い尾根へ上がった。
広く長〜い樹林帯は硬いバーンの上に昨夜の新雪が30cmほど積り帰りは良い滑りが期待できる。
c1550で這松が煩くシーデポしツボになるが風雪で視界が利かない先に忽然と崖のような一段と高い山塊が現れる。
カリカリの斜面を西から廻り込んで一気に登ったが雪が顔に当たって痛くすぐ山頂を下った。
下りはトレースを外すと一様な幅広い斜面が広がり位置を見失い易く要注意だ。
昨夜タイミングよく降った新雪に感謝したい程で滑り応えあるロング斜面だがやがてモナカに足を捕らる。
厳冬期のパウダーを滑った話を聞き興味を持つが寒さとラッセルを考えると容易ではない。